-守るということ＊ ページ29
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いくらJr.のグループが流動的だとは言っても、SnowManが6人から9人になった時のファンの動揺は大きく、その矛先は加入したメンバーにも受け入れたメンバーにも向けられた。
そして、向けられた矛先の根底にあったのは "大好き" という感情だった。
それぞれに好きなグループや好きな人がいて、それぞれに感じるものや思うところがあって、"好き"という感情が大きければ大きいほど、SnowManの下した決断を直ぐには受け入れられなかったのかもしれない。
困惑して立ち止まる自分達を置いて、進み続ける彼らが遠くに行ってしまうような気がして、彼らの紡いできた言葉の数々が嘘だったかのような気がして、故に言葉を鋭く放った。
やがて、その言葉は攻防し始める。
自分の "大好きな人" を守るために。
鋭いままに。
・・・まるで、あの時の私だ
攻撃することが、最大の防御だと思っていた。
岩本さんが、"SnowManにとってプラスになるからって受け入れた時、それはファンにとってもプラスになりますか？" と言うまで。
何よりもまず確認したいことがこのことで、ファンを思う岩本さんの言葉を聞いて、分からなくなった。
・・・どうしたら、SnowManを守れるのか
滝沢副社長は、"守り方はそれだけじゃない" と言う。
・・・そっか、このままで良いんだ
ファンを大切に思うSnowManさえいれば良い。
ラウ君は私を "支える" と言ってくれたけど、阿部さんは私を "支える存在はいないかもしれない" と言った。
それで良い。
私なんかよりファンを第一に考えれば、確実に加入は受け入れないという選択をする。
でもその選択の中には、私を思う優しさもある。
そんな理想的な展開になれば、SnowManが標的になることはないはずだ。
でも、SnowMan が6人から9人になると決めた、その決断の前後に彼らが苦しんでいたことをファンは今はもう知っている。
だから、こんなドッキリを仕掛ける私は批判の的だ。
・・・あぁ、まただ
また、溝落ち辺りの重みが増すのを感じた。
・・・でも、
『もう引き返せませんし』
阿部「・・・それは、」
萌香「Aちゃん！そろそろ時間じゃなぁい？」
阿部さんの言葉を遮るように萌香ちゃんが声をかけてきた。
お店の時計を見ると、確かにお店を出ようと思っていた時間が迫っていた。
阿部「ごめん、予定があった？」
『はい。あ、でも何か言いかけてましたよね？』
阿部「いや、大丈夫」
阿部さんの言いかけた言葉が気になりつつも、練習のためにお店を後にした。
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あやのぱんだ(プロフ) - あいちゃんさん» すみません。お待たせいたしました。移行しましたので、これからもご愛読宜しくお願いします！ (2021年3月18日 14時) (
レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 最近更新ないので寂しいです、、忙しいと思うのでまた更新してくださるの楽しみに待ってます!!今1番ハマってる作品です!! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 73abb925e7 (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - あいちゃんさん» コメントありがとうございます！初めていただきました。とても嬉しいです。初めて書くので不慣れで亀更新ですが、これからも宜しくお願いします！ (2021年2月3日 16時) (レス) id: 2f8e837129 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 内容が新しくってめっちゃ面白いし続きが気になります!!毎日更新待ち状態です、、、更新楽しみにしています,!!! (2021年2月2日 14時) (レス) id: 73abb925e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやのぱんだ | 作成日時：2020年12月23日 23時
