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涼介seid
試合が終わって俺の中で何かが変わった。
学校には戻りたい。
でもこのチームを離れたくない。
別に特別仲のいい人が出来たわけではないし
サッカーが嫌いなんじゃない。
ただ。この競走感が好きなんだ。
誰かと張り合って負ける。
こんなこと今までほとんど無かった。
だからこそ、ここが良いって思った。
そう思いコーチに見に来るだけでも。
と頭を下げた。
・
コーチ｢涼介。顔上げろ？
俺はな。
お前がここで一生懸命に練習して短い間でもトップになろうとしていた姿には感動を通り越して尊敬している。
でもな。
お前には友達がいる。
可愛い彼女だっているだろ？笑
あの2人に今まで助けられたんじゃないのか？
｢はい・・・。｣
だったらお前がいつまでもここにいちゃいけない。
今度はお前があの2人に恩返しするんだ。
そんなに深く考えることは無いさ。
おまえが得意な事で恩返しすればいいんだよ。
涼介。
お前が得意なことはなんだ？
｢サッカーです。｣
それだよ。
お前が恩返しする方法。
サッカーで日本1になれ。
いや。世界1になれ。
それこそ最高の恩返しだ。
たまにはここにも顔だしに来い。
その時は何度でも聞いてやるよ。
｢恩返しは出来たか？｣
ってな。約束だ。｣
そう言ってコーチは笑った。
話を聞きながら徐々に視界がぼやけていくのが分かった。
そうだよ。
俺には大切な人がいんじゃん。
自分の事を一生懸命支えてくれた。
いや。自分と一緒に頑張ってくれた2人が。
・
｢ありがとうございました！
コーチの言葉で目、覚めました。
今度はしっかり俺が恩返ししようと思います。｣
そう言って俺は体育館を出てある場所に向かった。
・
コンコン。
｢はーーいー。｣
ドアの奥からは間延びしたゆるい声が聞こえた
｢失礼します。｣
せ｢あれ？どうしたの？｣
そう。俺がきたのは先生の所。
り｢先生。多分最後の相談、いいですか？｣
せ｢えー！もう最後か！
先生寂しいなー。笑
うん。いいよ。｣
り｢俺。あとどのくらいで退院出来ますか？｣
せ｢んー。短くてあと一ヶ月…いや。３週間だな。｣
り｢そしたら俺。学校行けますかね？ちゃんと
なんか周りに馴染めない気がして。｣
そうこれが俺の最後の、本当に最後の相談。
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わか(プロフ) - にんにくさん» ありがとうございます！了解しました！コメント来なかったらどうしようかと思いました！笑 (2017年5月28日 13時) (
レス) id: 825f767ee2 (このIDを非表示/違反報告)
にんにく - アンケートです！メインは山田涼介がいいです！内容は病系がいいです！ (2017年5月28日 13時) (レス) id: 78fd97a50d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なかわか | 作成日時：2017年4月16日 20時
