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透明な蝶15 ページ17





コナンと陽出が別れそれぞれの方向へと走っていった、その頃────



観覧車上空
ゴンドラを落とした彼らは観覧車内の動きを見ていた


キュラソーがどこに居るか


熱探知機を使い目標を探していた
しかし、彼らが見つけたのは───


「 アニキ!起爆装置の近くに誰か居やすぜ! 」



今現在、爆弾の解体を試みる者の姿
消火栓の前にしゃがみこみその場を動かない者


それは、安室だった





誰かが爆弾を処分しようとしている

それが分かるとジンが動き出した
彼の手に握られているのは──起爆スイッチ


安室の手元に残るコードは──あと1本



ジンが先か────

安室が先か────





勝負は一瞬





────カチッ
────パチッ




ピ────ッ





その音だけがやけに大きく響いた



驚き固まっていた安室が爆弾に目を向けると


“ RECEPTION OFF ”



爆弾は解体されていた
張り詰めていた緊張の糸が一気に緩んだ
思わずその場に座り込み安堵の息をもらした




──────
──────────




一方………


起爆スイッチを握るジン
何度押しても目の前の巨大な鉄の塊から轟音は響かない



「 ………………フン 」



たった1度小さく笑った
そして彼はスイッチを捨て、踏み潰した


冷や汗を垂らすウォッカ達




そんな彼らに命令した事は


「 浴びせてやれコルン、弾丸の雨を…! 」




──────邪魔者の一斉排除






───────
────────────



「 安室さん…! 」

「 ッ!?ほのかさん…?何故ここに…… 」

「 後で教えるので、今は此処の至る所にある爆薬の回収…しましょう! 」




そう言うと跳躍し、1段上の手摺を掴んだ



「 なっ!? 」

「 私はあっち側集めてくるんで、ここら一帯は宜しくお願いします…! 」



人間とは思えない身体能力で流石の安室も驚き本来の自分が出てくる

暫く放心状態にあったが


「 !!……銃声…?! 」




聞こえてくる銃声音に動き出す


無闇矢鱈に降りかかる雨を避けながらとるべき行動をとる




「 (これが終わったら、だ…。彼女が何者か、見極めるのは………!) 」

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白猫 - ユルルさん» 無理しない程度に頑張ってください! めっちゃ応援します笑 (2020年6月5日 2時) (レス) id: 324236a98a (このIDを非表示/違反報告)
ユルル(プロフ) - 黒猫さん» コメントありがとうございます!!そう言って貰えるととても励みになります!!頑張ります!本当にありがとうございます!これからも是非この作品をよろしくお願いします! (2020年5月12日 17時) (レス) id: dd96143ce4 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - とても面白いです! 続きが気になります! 更新頑張ってください! (2020年5月11日 21時) (レス) id: 324236a98a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユルル | 作成日時:2020年4月11日 22時

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