透明な蝶10 ページ12
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｢ 見つけた？ ｣
｢ あぁ！何本ものコードが張り巡らされてる！今すぐ確かめて、止めねぇと！！ ｣
コナンと行動を共にする彼女
コナンは…と言うと
まだ確実に信用した訳では無いが陽出が危害を加えてくる様子もない
一時的に協力体制を築いている
｢ 私は観覧車上部で馬鹿やってる2人を連れてくる ｣
｢ ！でも、危険じゃ… ｣
女性には危ない、そう思い声をかけたコナン
しかし
コナンの言葉を無視し軽い身のこなしで常人よりも何倍も速く上っていく陽出
それを見て目を見開く
｢ なんだ……杞憂だったか ｣
“ 全部終わったら洗いざらい教えてもらうからな！ ”
そう笑って再び走り出した
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観覧車上
動く鉄の橋、風が強く、気を抜けば何十メートルと離れた地面へ落ち即死
そんな状況下で睨み合う2人の人物
公安のトリプルフェイス
降谷零
FBIの亡霊
赤井秀一
同じ目的があるはずなのに
2人はなぜ啀み合うのか……
｢ ﾊｧ…後でどーにかしてよ？ ｣
消えた煙草を捨て新たに咥えた彼女は2人の殴り合いを見て溜め息を零した
｢ 恋は盲目……何てな… ｣
自分達の世界から抜け出せなくなっている彼らに動き出す
1度、距離をとったその瞬間2人に向かって走り出す
｢ うおぉぉおぉお！！ ｣
｢ ふっ ｣
再び距離が詰められ相手に殴りかかる
その一瞬
｢ あんまり長引くと痛い目見ますよ ｣
突然2人の間に現れた女
驚きに固まった2人を観覧車内部へ蹴り落とす
｢ うわぁっ！？ ｣
｢ っしまった！ ｣
落とされた2人が身構えるも床スレスレのところで静止している
またもや驚きで状況が理解出来ていない2人の頭上から
｢ 時間がないんでコナンくんの所までキープ ｣
と、さっきの女の声が聞こえた
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｢ …いや、連れてくるとは聞いてたけどよ… ｣
｢ ん？何か問題でも？ ｣
｢ いや…すげぇ身体能力だな…… ｣
｢ どーも ｣
コナンの前に現れた陽出は
両脇に赤井、降谷を抱え文字通り跳んできた
その様子を1部目の当たりにしたコナンは苦笑い
抱えられていた本人達は唖然としていた
｢ ぼーっとしてる暇はない、すぐに片すよ ｣
煙草の煙が薄く消えていった
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白猫 - ユルルさん» 無理しない程度に頑張ってください！ めっちゃ応援します笑 (2020年6月5日 2時) (
レス) id: 324236a98a (このIDを非表示/違反報告)
ユルル(プロフ) - 黒猫さん» コメントありがとうございます！！そう言って貰えるととても励みになります！！頑張ります！本当にありがとうございます！これからも是非この作品をよろしくお願いします！ (2020年5月12日 17時) (レス) id: dd96143ce4 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - とても面白いです！ 続きが気になります！ 更新頑張ってください！ (2020年5月11日 21時) (レス) id: 324236a98a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユルル | 作成日時：2020年4月11日 22時
