黒尾 鉄朗 ページ36
ストレートにーーー
いつもより早く家を出る。
朝練のある黒尾よりも早く学校に着くために。
昨日１時間以上悩んだ告白。
ずっと好きだった黒尾。
一昨日、告白されているのを見かけた私は焦ったのであった。
結局その子のように直接言うのは無理だと判断し、手紙で伝えることにした。
小走りで校門を潜ると、まだ朝練の生徒も来ていないようだった。
安心してすぐに黒尾のロッカーを開け、靴の上に手紙を置いて走り去ろうとした。
急いでいたせいで周りを確認していなかった私。
私よりひと回りほど大きな手に掴まれた。
｢だ、誰っ！｣
｢さっき靴箱開けられていた黒尾くんでーす｣
｢えっ、あ、ちょっと、離して！｣
｢なんで俺の靴箱開けてたのか教えろよ｣
｢そ、そんなの自分で見ればいいじゃない！｣
予想外過ぎてもうパニック状態の私を煽るかのように黒尾はニヤニヤしながら問い詰めてくる。
絶対に分かってるでしょ…。
｢いいから離して！｣
｢じゃあ教えろよ｣
｢だからっ！｣
｢Aの口から聞きてぇんだよ｣
急に真剣な表情をして言った。
言うしかないじゃん…。
フラれたって、仕方ない。
｢好きです！｣
｢誰が？｣
｢お前が！｣
｢俺の名前は？｣
｢…黒尾｣
｢名前は？｣
｢あー！もう！鉄朗！！｣
｢はい、最初からー｣
恥ずかしさやら緊張のし過ぎと軽い怒りで若干涙目になりながらもキッと睨んだ。
｢もう言わない！！｣
｢あー、悪ぃ、からかいすぎたな。これで最後、もう一回言ってくれ。返事するから｣
もう返事が悪い方にしか思えなくてボロボロと涙が溢れる。
｢私、く…て、鉄朗のことが好きなの！｣
｢俺もAのこと好きだ｣
｢え、嘘…｣
｢嘘でこんなこと言えねぇよ、バカ。泣かしてごめんな｣
握られた手をグッと引かれ抱きしめられる。
大きな背中に手を回し、抱きしめ返した。
｢バカバカバカァ……フラれると思ってたのに…｣
｢そんなにフラれたかったのかよ…ずっと好きだったのにそっちこそ気づかねぇし｣
｢うー…バカ！大好きだ！｣
｢俺は愛してる｣
貴方の言葉は私の言葉よりも何倍もストレートーーー
✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄
クロって普通に愛してる、とか言いそう…
さすがクロ！カッコいい(∩´∀`∩)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ハイキュー」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
塩キャラメル(□-□)なのだよ(プロフ) - 絵里さん» 何とっ！私よりも近い方が…！羨ましいですw (2016年3月17日 20時) (
レス) id: 930d503b85 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル(□-□)なのだよ(プロフ) - 絵里さん» 発狂しましたか？！私はもう日課のやうにしていますw実はリク来た時のために、ととっておいた欄がありました！ホラーですね、了解です！ありがとうございます！無事、13歳になりました！ (2016年3月17日 20時) (レス) id: 930d503b85 (このIDを非表示/違反報告)
絵里(プロフ) - 因みに私の誕生日は国見ちゃんの誕生日の一週間前です！←どうでもいいwwww 要するに3月18日、明日っすね！wwwwww (2016年3月17日 17時) (レス) id: 0304d69d3a (このIDを非表示/違反報告)
絵里(プロフ) - 返信遅れてすいません！やばいですやばいです！覚ちゃんがやばすぎで部屋で発狂してました←えっと、リクなんですがハイキューのホラーお願いできますか…？あ、あと遅くなったけど誕生日おめでとうございます！ (2016年3月17日 17時) (レス) id: 0304d69d3a (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル(□-□)なのだよ(プロフ) - 残り各校1人ずつなんですが…ほんとに私の推しキャラでいいんですね？！いいんですよね？！リク受け付けますよ？！ (2016年3月10日 7時) (レス) id: 930d503b85 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：塩キャラメル（□‐□）なのだよ | 作成日時：2015年11月22日 22時
