岩泉 一 ページ25
どうすれば貴方は私のことを見てくれますか?
1年のときからずっと同じクラスだった貴方____岩泉くん。
でも初めて会ったときから貴方は大事な幼馴染みと大好きなバレーしか見ていなくて…。
私なんて卒業するまでただのクラスメイトなんだって思っていた。
それなのに、どうして助けてくれたの?
「ねぇちゃん暇?これから遊ばねー?」
学校帰り、1人で歩いているとどこからか気色の悪い声が聞こえた。
渋々振り替えると1人の男の人がたっていた。
「ねぇちゃん青葉城西の子でしょ?」
「い…いや、えっと……」
少しずつ近付いてくる変態男から後ずさりながら言葉を濁していた。
「可愛いじゃん、ほら、遊ぼうぜ」
ついには腕を捕まれるという最悪な事態に。
「やめて、離して!」
「あ?誰が離すかよ」
思いっきり腕を引かれ路地へと…
「おい、なにやってんだ」
「…い、岩泉くん?」
「なんだよ、テメェ。関係ねぇだろ」
「関係なくねぇよ。こいつは…俺の女だ!」
この場を切り抜くには最適だけどすごく恥ずかしい。
変態男は舌打ちをして走り去っていった。
「大丈夫…って、おい」
ずっと体が強ばっていたせいで力が抜け、座り込んでしまった。
「岩泉くん…ありがとう」
「あ、いや…悪かった。その…俺の、女とか言って」
「それは…いいよ」
「いや、悪かった」
「全然…!その嬉しかった…です」
言ってから何をいっているんだ、と羞恥心におそわれた。
岩泉くんも予想外の私の言葉に焦っていた。
「ごめん、変なこと言ったね」
「あ、いや…俺も結構本気で…」
「え?」
「勝手に体が動いてあんなこと口走ったんだよ…」
それって…?
ありえないな、と思いながら岩泉くんの次の言葉を黙って待った。
「この流れで言うのはカッコ悪ぃ気もするが…俺はお前の事がずっと好きだった」
「岩泉くん…!私も…1年のときからずっと好きでした」
「っはー…すっげぇ不安だった」
ニッと笑った岩泉くんは子供のようで可愛かった。
手を借りてなんとか立ち上がった私の手を握ったままで歩き出した。
少し赤く染まった耳を見て私は静かに微笑んだ。
私が気づいていなかっただけで貴方は前から見ていてくれたんですね___
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塩キャラメル(□-□)なのだよ(プロフ) - 絵里さん» 何とっ!私よりも近い方が…!羨ましいですw (2016年3月17日 20時) (レス) id: 930d503b85 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル(□-□)なのだよ(プロフ) - 絵里さん» 発狂しましたか?!私はもう日課のやうにしていますw実はリク来た時のために、ととっておいた欄がありました!ホラーですね、了解です!ありがとうございます!無事、13歳になりました! (2016年3月17日 20時) (レス) id: 930d503b85 (このIDを非表示/違反報告)
絵里(プロフ) - 因みに私の誕生日は国見ちゃんの誕生日の一週間前です!←どうでもいいwwww 要するに3月18日、明日っすね!wwwwww (2016年3月17日 17時) (レス) id: 0304d69d3a (このIDを非表示/違反報告)
絵里(プロフ) - 返信遅れてすいません!やばいですやばいです!覚ちゃんがやばすぎで部屋で発狂してました←えっと、リクなんですがハイキューのホラーお願いできますか…?あ、あと遅くなったけど誕生日おめでとうございます! (2016年3月17日 17時) (レス) id: 0304d69d3a (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル(□-□)なのだよ(プロフ) - 残り各校1人ずつなんですが…ほんとに私の推しキャラでいいんですね?!いいんですよね?!リク受け付けますよ?! (2016年3月10日 7時) (レス) id: 930d503b85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:塩キャラメル(□‐□)なのだよ | 作成日時:2015年11月22日 22時