テニプリ魔王様の妹 (ページ28)

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２５球目　ページ28

蔵：スゴいんやなぁ、A
『もしかしたら、この試合……』

A：そうかな？
『・・・・そろそろ、秒読み開始だ』

蔵：そうや…で

A：どうしたんですか？

蔵：いやな、少し視界が霞んできてな

A大丈夫ですか？

蔵：おん

A：そうですか
『流石、部長…けど・・・・１０、９、８、７、６、』
５、４、３、２、１、０

謙：財前

光：何っすか？謙也さん

謙：何で、Aはカウントダウンしおったんや？

光：・・・
『あれが、始まるのか』

謙：って、無視かい！！

光：煩いっすわ、謙也さん

蔵：何や、目が良ぅ見えへんわ

A：ＳＴＡＧＥ１

蔵：？？

A：何でもナイです

蔵：ほうか
せやったら、行くで

A：はい
『蔵先輩は、どれ位持つのかな？』

蔵：っはぁ！！
『何なんやろ？目が霞んどっただけのはずやのに・・・』

A：っ！！
『フフ。やっぱり最初より、威力が落ちてきたね』

蔵：くっ！！

〈スカッ〉

謙：っな！？

千：白石が、ミスったばい

蔵：当てたはず、やったのに

A：気まぐれに吹き抜けるは、風の如く

光：１５－３０

蔵：何時の間に

A：さっきのリターンの時に

光：『精市さん程強力やないけど、Aも使えるんですよ』

蔵：まぁ、エェわ
『何や、徐々に見えずらくなってきたわ』
っはあ！！

A：フッ！！
『そろそろ、見ずらいかな？』

蔵：トコロで、Aちゃん、っ！！

A：何、ですか？っと！！

蔵：風の説明、してくれへん、っか！！

A：イイです、よっ、と
気まぐれに吹き抜けるは、風の如く

光：１５－４０

蔵：で？

A：ナックルサーブの応用
というか、ナックルモドキですね

蔵：成る程なぁ

A：マァ、でも顔面には、向かないんで

蔵：そん代わり、ラケットのスレスレを通ると？

A：はい

蔵：スゴいなぁ、油断しとったわ；

聖書と少女、今のトコロ優勢なのは、少女のほう