今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:638 hit
小|中|大
#3 ページ4
・
梅雨の時期になりジメジメとする頃
ザー…
「雨すごいな…」
暑いから髪をショートにして前髪もバッサリ切った
ピンはキーホルダーと一緒に付けておいてる
『…A?』
「重岡くん…」
あれ?私、いつから重岡くんだっけ?
そうだ
もう幼馴染じゃないんだ
『お前その服装で帰るん?』
「うん…上着忘れちゃったし」
『はぁ…これやるから着て帰れ』
渡された大毅くんのカーディガン
「ありがと…」
『…最近、流星と仲ええやん』
「うん!前にピン留め貰ったの!」
『…なんかAには青じゃなくて赤が似合うと思うで』
赤って大毅くんが周りから言われる似合う色じゃん
『なんてな。じゃあ俺は彼女迎えに行くから気を付けて帰れよ』
「うん」
私は赤い傘を広げて差した
この赤い傘…大毅くんを想って買ったのになぁ…
「全然意味なかったね…」
なんて曇った空に呟いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
6人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Aika | 作成日時:2018年6月16日 7時