青春を謳歌せよ！【呪術廻戦】 (ページ9)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:5,469 hit

8話ページ9

「闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え」

補助監督の中山さんがそういうと、空がどんどん黒くなっていく。

なんなんだ、これは！

「これが帷か、実物は初めて見る。」

夏油さんありがとう。帷っていうのね

「お前ら雑魚どもは3級呪霊の相手でもしてな。

俺は2級呪霊を倒しに行く。」

そういうと五条さんは走ってどこかに行ってしまった。

「行ってしまったな。

瀬戸さん、私と二人きりは嫌かもしれないが、安全のため、二人で行動しよう。」

律儀だなぁ、夏油さんの方が私と一緒にいるのが苦痛のはずなのに…

『い、いえ！ぁ、あの、嫌じゃないですから…』

よしよし、ちょっと、いい人感が出ただろう…！！

「そうか、ありがとう。では、早速行こうか。」

そうして、夏油さんと私は呪霊を探しながら、森の中を歩いた

やばい、普通に怖い。

今は昼間だからいいけど、夜だったら泣いてた。

もう高校生だし、呪術師なのに暗いのが怖いぃ…

こんなのダメだよね…

この負の感情で呪霊が生まれるのか…

「いた。瀬戸さん、下がってて。あれは私が相手をする。

もう少し東に走ればもう一体いる筈だから、そっちを任せていいかい？」

『も、勿論です…！祓ってきますーー！！』

やばっ、任されちゃった…

それに祓ってくるって言っちゃった。

でも、任されるってことは信頼されてるんだよね…

『よぉーし…………。が、がんばるぞー……！』

薙刀をぎゅっと握りしめて走る。

自分で言うのもあれだけど、身体能力は一般的に見てそこそこ高い筈……

術式はまだ使えない。だから呪具で祓わないと。

『あなた、じゅ、呪霊ですよね…？』

人ではない形をしたソレは私を視認した瞬間、襲ってきた。