1話 ページ2
今日から、呪術高専に入学。
小学校、中学校では友達できなかった、だけど!
高校こそ、頑張って友達作るんだ…!がんばるんだA!
期待に胸を膨らませ、呪術高専へと足を運んだ。
つ、ついに教室の目の前まで来てしまった…!
クラスメイトは何人なんだろう。
30人くらいいたりして、
それでみんなから、ちやほやされちゃって人気ものになるんだ…!
えへえへ、と気持ち悪い声…というか音を出しながら、教室のドアを勢いよく開けた
『ぉ、お、おはようございます…!!』
張り切って、今まで出したことのない声量で挨拶をした。
だが、視界に映っているのは四つの机と椅子のみ。
嘘でしょ、誰もいないなんて聞いてないよ…!
先生すらいないし。昨日のイメトレと全然違う……
と、というか。どこに座ればいいの!?
流石に、真ん中の二つの席に座るのは、図々しいよね。
廊下側は人通りが多すぎて私が死んじゃう。
なら窓側…?でも窓側の席って人気あるよね。
ど、どどど、どうしよう。
教室の隅っこで、体育座りしながら一人で悶々と悩んでいたら、
いきなり、勢いよく扉が開いた。
「チッ、まだ誰もきてないのか……」
ダ、ダレーーーー!!??なにあの強面で、ガタイがいい人。
どうしようクラスメイトだったら。え、でも流石に先生だよね。
先生あんなに怖いのーー?!!
半べそかいていると、強面で、ガタイがいい男の人がこっちにきた。
ぅ、嘘。こっちきてる。殺させるの……?やだやだやだ…
「瀬戸、遅刻してないのはお前だけだ。
俺は後3人を集めてくるから、一番窓側の席に座って待っておくこと。」
『は、ハイ……!』
先生……かな?めっちゃ優しいじゃん………!
私みたいなナメクジに、話しかけてくれるなんて…!
もしかして、呪術師ってみんな優しいんじゃない?!
こ、これは余裕で友達作れちゃうかもな〜?
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夢主が小中で友達がいなかったのは、呪霊とずっと喋ってたからです。
ちょっと話しかけてくれる人もいたけど、夢主が上手く馴染めず……って感じです。
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作者名:たん | 作成日時:2023年8月22日 22時