09 モーニングコール ページ10
「パパ！見て！ピンクでフリフリなドレス！可愛いでしょう！」
「あぁ、とても似合ってる」
「えへ、この服をきて王子様と結婚するの！」
「そっか、パパは寂しいなぁ」
「大丈夫！パパみたいにかっこいい人と結婚するから！」
「それはいい事だ！はっはっは」
カーーーーーーーンッ！！！！
「うわあぁ！？なんですの！？」
ものすごく大きな音に起こされた、目覚めがとても悪い。
良い夢を見てみた気がするのに
キヨ「あ、起きた？」
目の前にいたのは、最近新しくきた執事がいた。
手に持っているのは、フライパンとフライ返し。
「あなた！目覚めが最悪よ！なんで大きな音を鳴らしたんですの！」
キヨ「いや、起きなかったから」
「さすってくれたりしてもいいんじゃないの？！」
キヨ「はあ？めんどくせぇ」
「フライパンを用意してるほうが面倒ですわ！」
キヨ「これから朝ごはんつくるんですぅ」
「朝ごはん？それなら専属シェフが…」
キヨ「あれ、昨日いってなかった？王様たちは朝早く出かけたっての」
「え？そうなんですの？私何も聞かされてませんわ」
キヨ「俺は言ったぞ。でもお前、披露会が終わった後すぐ寝たもんな」
「そうだったんですの。全然覚えてませんわ」
キヨ「お疲れみたいだったし、ゆっくり寝れてよかったんじゃね？」
「でもあなた、朝食なんてつくれますの？」
キヨ「なにそれ、馬鹿にしてる？これでも家事全般はできるほうですけど」
「へぇー」
キヨ「信用してないだろ。どこぞの何もできないお嬢様よりましだと思うけど」
「なっ、悪かったですわね」
キヨ「で、朝食リクエストある？」
「え、答えてつくってくれますの？」
キヨ「そのつもりで聞いたけど」
「じゃ、じゃあ野菜スープを…」
キヨ「大根足が野菜食うの？ぷぷっ」
「なによそれ！私は大根足じゃないわよ！」
キヨ「わかったよ、ほら待ってろ」
ぐつぐつと聞こえるキッチン。野菜を切る包丁の音。
うん、いい匂い…
キヨ「ほれ、野菜スープにスクランブルエッグ」
「わあ！美味しそうですわ」
キヨ「じゃ、いっただきまーす」
「あ、そうだ。せっかくですし、あなたの事聞かせてほしいですわ」
キヨ「俺の事？」
「そう、過去のこととか家族とか、今までのことを」
キヨ「そんなの聞いてどうするの？」
「あなたのことを知ることも大事ですわ」
キヨ「ふぅん。面白くないと思うけど、聞かせてやるよ」
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リリア(プロフ) - 完結おめでとうございます (2017年6月3日 12時) (
レス) id: 5bf939f43c (このIDを非表示/違反報告)
ポン酢@(プロフ) - ウワァァァァぁぁぁぁぁぁぁぁぁ完結おめでとうございます！すごい面白かったです！最高でした！ありがとうございました！ (2017年6月3日 11時) (レス) id: 9bf6721f22 (このIDを非表示/違反報告)
ポン酢@キヨ厨(プロフ) - ウワァァァァいい所で終わるってTV以外で思ったの初めてだぁぁぁぁあ (2017年5月21日 19時) (レス) id: 903b992aee (このIDを非表示/違反報告)
まこと(プロフ) - 実は密かに楽しみにしてます…!!次も楽しみにしてます！ (2017年5月17日 0時) (レス) id: e5a5f04048 (このIDを非表示/違反報告)
ポン酢?@キヨ厨(プロフ) - うわぁぁぁぁぁぁぁおかえりぃあぁかゃばらはまはまは (2017年5月11日 20時) (レス) id: 9bf6721f22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉乃 | 作成日時：2017年4月14日 20時
