翔太くん ページ3
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久々に開くトークルームから通話ボタンを押す。
たったこれだけの作業で死ぬほど緊張してるなんて久々すぎて少し笑えてくる。
少しのコール音の後、聞こえてきた声は最近テレビやYouTubeでしか聞かなくなった先輩の声。
「もしもし〜？」
『あ、翔太くん、柏木です。』
「お、久しぶり」
『ご無沙汰してます笑』
「なぁに笑ってんの笑」
『いや、翔太くんの声、こうやって聞くの久々やなぁって』
「確かにそーかも」
『翔太くん、ハッピーバースデーです笑』
「うわっ、なんかAに祝ってもらうと、自分の年感じるわ」
『え？笑笑』
「ラウールとAに祝われると俺もおっさんだなーって感じるってこと」
『翔太くん、まだ28やないですか』
「もう28だわ」
『の割には若いというかなんというか…バブい』
「言うな言うな笑」
久々の電話なのに、翔太くんの声を聞けるのが嬉しくて、たまらず話が止まらなくなるのは仕方ないと思う。
話し始めてしばらくすると、何やら電話の奥が騒がしくなり始めた。
「ちょっと待ってて」
『あ、もしかしてお仕事中でした？』
「ん？いや、全然。今日オフ笑」
そう言って翔太くんが電話口から離れてすぐ聞こえてきたのは、聞き慣れすぎた声。
「A〜！テレビ電話にしてぇや！」
『………こーちゃん、なんでおるん。』
「俺だけちゃうで！みんなおる！」
そう言われて無理矢理テレビ通話にさせられれば、映る8つの顔。
『肝心の翔太くんは？』
「トイレ〜」
『絶対怒られるからね、私知らんよ？』
「だいじょーぶ！」
『らうー！』
なんて、気が付けば10人で話してる自分がいて。
やっぱ、先輩達が好きだなぁ、なんてね。
(なべ！わたなべ！しょった！しょっぴー！)
〜
雪男の青色さんバースデーです笑
いやぁ、雪男大好き人間なんでね、ごめんなさい。
あの人ほんとに28なのかな？
絶対10くらいサバ読んでる((
いや、20かな。
それくらい若いよあの人。
高３の私より肌きれいだもんなにあれ((
肌交換してくれないかな(やめとけ)
2020/11/05 18:30 菜緒
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作者名：菜緒 | 作成日時：2020年11月5日 17時
