貴「第8話 お前はどうしたい？」士郎「僕は…」 ページ10
A「そうか、そうだったのか…。」
実際に本人から話を聞くと、悲惨な話だな。
A「…アツヤって、この写真に写っているミスティローズの髪の少年のことか？」
士郎「うん…。」
士郎…。
A「なぁ、士郎はどうしたい？」
士郎「えっ…？」
A「その手紙を読んで、士郎はどうしたいんだ？」
士郎「僕？僕は…」
士郎は少し考えた後、俺の方を向き、
士郎「アツヤに会いたい。一緒にサッカーしたい。」
A「…よく言った！」
士郎「へ？」
A「俺も士郎と一緒に行く。」
士郎「えぇ⁉でも、そしたら…」
A「お日さま園と別れることになる。でも、お日さま園の皆と同じくらい士郎も大事だ。だから、俺も一緒に行く。士郎の弟に会ってみたいからな。それに、いつか俺も旅に出たいって思ってたからな。」
士郎「晴矢君……分かった、一緒に行こう！」
A「ああ！」
俺達は早速準備に取りかかる。後、父さんにこの事を伝えないとな。
〜父さんの部屋〜
吉良「そうですか…。寂しくなりますね。」
A「皆には俺達が伝えておきます。」
吉良「分かりました。元気に行ってきてください。」
2人「はい！」
−その日の夜−
皆「え！」
士郎「ごめん、せっかく仲良くなったのに…」
緑川「2人とも、明日行っちゃうの？」
A「ああ、でもまたここにくるから。」
基山「本当に？」
2人「ああ！/うん！」
凉野「…行ってこい。」
A「風介…」
凉野「またここに住むのは難しいかもしれない。だから、またここに遊びに来い。」
A「当たり前だ！」
緑川「……そうだ！今日は皆で寝ようよ！」
基山「そうだね、2人と一緒に寝ようか。」
その日の夜、お日さま園の皆と寝た。とても楽しかったな…。
−次の日の朝−
2人「それじゃあ、行ってきます！」
全「行ってらっしゃい！」( ・∀・)ﾉ
A「行くぞ、士郎！」
士郎「そうだね、晴矢君！」
俺と士郎はお日さま園から旅に出た。
貴「第9話 来たぜ、北海道！」士郎「久しぶりだから寒いなぁ…」貴「え、涼しいじゃん。」士郎「えっ…」→←貴「第7話 1つの手紙」瞳子「毎回たいへんそうね。」貴「まぁ、“駄”作者のカンペですから大丈夫です。」
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作者名：月守氷華 | 作成日時：2018年8月17日 14時
