【なんで】親友に別れ告げたら彼奴になった【私が？】 (ページ12)

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貴「第10話　士郎とアツヤ」アツヤ「これ毎回やってるのか？」貴「ああ、“駄”作者の意向で。」アツヤ「“駄”を強調している…。」ページ12

アツヤ「ここが俺の部屋だ。」
士郎「へぇ、ここがアツヤの部屋か…」
キレイに片付いているな…。
A「……！へぇ。」
部屋の一角がサッカーの物でいっぱいだ。そのすぐ隣には、士郎の部屋で見た写真と同じものが置かれている。仲良しだな、この兄弟は。
アツヤ「兄貴、いままで何してたの？」
士郎「ああ…説明するよ。」
士郎はこれまでのことをアツヤに教えた。
アツヤ「そうだったのか…。」
士郎「うん、晴矢君がいたからここまで来れたんだ。」
なんか…改めて言われると恥ずかしいな。
A「あはは…」
アツヤがやっぱりそうだろ？って感じでこっちに笑いかける。くっそ可愛い。←
A「…っていうか、2人とも名前を呼び捨てでいいぞ？」
2人「えっ…」
ん？どうしたんだ？
士郎「えっと…なんか恥ずかしい…」
アツヤ「今日会ったばかりだから…」
A「なんだお前ら、天使か。」
2人「へ？」
やべぇ、動きもシンクロしている…可愛い。←
士郎「えっと…は、晴矢…」
A「なんだ、士郎。」
アツヤ「晴矢…」
A「アツヤもどうした？」
2人「その、ありがとう！」
A「へ？」
アツヤ「俺と兄貴を会わせてくれて！」
A「！…どういたしまして！」
この兄弟を見ていると癒されるわ。零と水奈にも見せたかったな…。
士郎「そう言えば、アツヤはこれまで何してたの？」
アツヤ「あ？俺？俺は、意識が戻った時にばあちゃんから士郎が生きていることと、どこかの孤児院に入ったことを聞いて…もしかしたら俺が生きていることを知らないのかもしれないって思って…」
A「なるほどな、だからあの手紙か。」
アツヤ「ああ。本当はすぐに出したかったけど、ばあちゃんが元気な姿で士郎と会わせたいっていうから、10歳の時に着くように調整したんだ。」
士郎「そっか…」
A「つまり、士郎もアツヤもお互いが大好きってことだ。」
2人「ちょ、晴矢‼」
A「あはは！」
士郎「もー。」
アツヤ「晴矢のやつ…」
この兄弟、まじで面白い！