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os side
Aちゃんがショッピくんに抱かれて無事に戻ってきた。
感極まって駆け寄る者も居れば、その輪の中心でわちゃわちゃにされて笑っている彼女を、安堵の息をつきながら眺めて居る者もいた。
冷静沈着と称される兄さんが真っ先に走り出したのは流石に驚いたが。
今回の件、かなり気に病んでいたいたようだ。
俺は後者で、目の前に広がる光景をただぼんやりと眺めていた。
ht「いいの、行かなくて」
「……うん。怪我してないみたいやし、俺はええわ」
ht「でも心配してたんでしょ？珍しく開眼して殺気立ってたじゃんか」
「そりゃあ、可愛いAちゃんが拐われとるからな。ただ、……ただ。
俺は一度見捨てる選択をしちゃったから
そんなのが駆け寄ってええわけないやん。」
彼女個人より国益を一度は選び取ったことは今でも間違えじゃなかったと胸を張って言える。
国を担う立場としては、軽々しく私情で動いてはいけないし、そんな事で兵を動かしてはいけない。
……動けなくなってしまった、とも言い換える事もできる。
事実、トントンもひとらんも俺も、Aちゃんの側へと寄る事ができなかった。
それは彼女個人を大切に想っているからこそ感じる罪悪感と後ろめたさだ。
しかしそんな事はお構いなしに、Aちゃんは輪の中心から抜け出して、俺達の足元へとやってきた。
彼女の表情は見ないでも分かる。
俺達の暗い顔とは正反対の、明るく喜びと安堵に満ちた愛らしい顔だ。
そして耳によく馴染んだ声で、様子がおかしい俺たちの名前を呼ぶのだ。
『……？どうしたの？らんちゃん、とんちゃん、まんちゃん』
ht「ううん、なんでも無いよA。
ちょっとお仕事で二人とも疲れてるみたいなんだ
許してあげて？」
膝を折り、Aちゃんの目線に合わせて話をするひとらんだって。
いつもなら彼女を易々と抱き上げながら喋るのにそれをしなかった。
その微かな違和感に首を傾げたAちゃんは、ひとらんから視線を外して特に懐き、信頼を寄せている男の名前を呼んだ。
『とんちゃん』
tn「……」
『ねぇ、とんちゃん』
tn「…………。」
『とんちゃんってば！！！』
トントンを呼ぶ声は段々と震えていく。
それでも頑なに彼女と目を合わせないものだから、ついにAちゃんは泣き出してしまった。
その様子を眺めながらも、トントンは一切狼狽えずにただ眉間に皺を寄せてこう言った。
tn「ごめんな、A」
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.＊桜餅＊.@柿の種軍団_副団長(プロフ) - そうなんですね、少し悲しいですが完結しても応援させて頂きます！私では、こんな神作品作れないですよ、更新頑張ってください！ (2020年10月31日 7時) (
レス) id: 61b4604950 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - ん''ん''ん''ん''.......ロリ可愛い。いやぁ、ロリコンの俺には神のような作品ですわぁ！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年6月16日 23時) (レス) id: 0779f5a88d (このIDを非表示/違反報告)
めゅ。 - 面白すぎる…！！ 更新待ってます(><) (2020年3月17日 10時) (レス) id: 882f22aeaa (このIDを非表示/違反報告)
ヤト - 続きが気になります、更新楽しみにしてます。 (2020年3月14日 22時) (レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 主様の書く幼女ちゃんかわいすぎぃ…好きです（）ut先生のキャラもpiくんのキャラも最高です…!!((これからも楽しみにしてます、更新頑張ってください!!! (2019年12月31日 10時) (レス) id: 70033b6f85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：南雲 | 作成日時：2019年11月8日 4時
