【wrwrd!】転生したら、主役に愛されたんだが？

4:ふざけんじゃねぇよ…マジで。 ページ7

『…ん。おはよう…？』


今の時刻は…お昼の12:00。って生きてた！凄いな僕！
まぁあんなんで死にはしないと思う。だって友人ポジ()だし、ヒロインの友達はそう簡単に死ぬ気はしないと思う。
取り敢えず…ここ…は、僕のお部屋か。


「A様！おはようございます、お怪我はどうですか？」


『おはよう。怪我なら大丈夫……あ！』


ふと思い出した。お茶会の約束すっぽかしてね？


『…あの、僕用事があるんで学校に行ってきます。』


「…A様。怪我をなさって……はぁ。早めに帰って来て下さいね。」


そう答えてくれるのは昔から診てくれている主治医。…分かってるんですよ、僕の性格を。



『分かりました、行ってきます！』




学校にササッと入っていく僕。身分証明書は見せたので中には通せて貰えた。中庭に行くための通路を通っていたら、なんとユイとコユキに出会った。


「…え、A？怪我大丈夫なの？」


とユイに聞かれる。


『…あ、当たり前だぜ！何てったってA…』


「それ聞いた気がする。」


とコユキ。君は辛辣なフレンズなんだね！！


『あ、僕用事あるから！じゃーね！』


問い詰められる前にそそくさと逃げる僕。さらばだ、我が親友達よ。

なんて考えていると中庭に着いた。こんなに大変な事になるなんて…本当にあの悪役令嬢を恨んじゃう！((
ま、ホントに恨む気は無いんだけど。

中庭にはオスマンさんと何故かグルッペンさん、あともう二名ほどいた。


『約束通り来ましたけど…何かご用でした。』


当たり前だが4名ともポカンとしている。目の前に包帯巻いた早退した奴が居たらびっくりするだろう。

多分僕なら悲鳴上げてる。


「え、ちょっと大丈夫なん！？だってあんた頭から血出しとったよな？」


赤いマフラーを着けた彼が声を掛けてきた。
フリーズする僕。

…すいません、逆にこちらが驚いてます。



赤いマフラーの彼はトントン。


勿論攻略対象だ。彼はグルッペンの右腕と呼ばれるほど有能で他人には冷酷だが身内にはおかんと呼ばれるほど優しい人物だ。
彼の家系は代々国王を守る騎士団のトップを務めており、彼は幼い頃からグルッペンの側に居たのだ。
そのため、グルッペンには人一倍忠誠を誓っているし、悪友同士で仲が良い。

そんな彼はグルッペン以外に、ヒロインという守るべき人間を見つける……


というキャラクターだ。


でもどうして彼がここに…





…彼が出てくるイベントはもう少し先のはずだ。

5:お話って何です…？ヒロインの仕事でしょ…？→←3:こういう時、親友達が恋しくなる。

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shp「…ん？あ、開いてくれたんっすね。ありがとうございます。…また見てくれると嬉しいです(ﾎﾞｿｯ)」

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