【wrwrd!】転生したら、主役に愛されたんだが？

※ ページ23

『えっ…ど、どうかなされましたか？』


僕は首を傾げる。早く食べて頂きたいのだが…。


「ま、丸々のイチゴ、食べてええん？」


『？はい。』


「ふ、二粒しか無いぞ！？本当に良いのか…？」


『いや、もう一粒はグルッペン様のですけれど…。』


ボソッと呟くと、「えっ…はっ…？」とパニクるグルッペンさん。
…何がおかしいの…？


『オスマン様、早く食べないと溶けてしまいますよ…？』


「あー…食べる、食べるから待って。」


しばらく「あー…」や「うぅー…」と言っていたオスマンさんだが、ぱくりとスプーンをくわえた。


「…ホンマに美味しいなぁ…！」


『ですよね！』と口に出しそうになりながら、オスマンさんのスプーンを返した。

と、そこに新品スプーン君がやって来た！

オスマンさんは「はい一口やで。」と新品スプーンを刺したパフェをヒメカちゃんに渡す。

…え、雑？

とにかく戸惑いながらも、グルッペンさんのスプーンを頂くことにしようか…。

いや、新品スプーンでいっか！

しかし、隣からスプーンが伸びてきた。これは…。


「…一口くれるか？」


え、ちょ、待っ…(尊ﾀﾋ)

お願いする生徒会長様に悶絶しながらも、スプーンにホイップ、イチゴソース、そして丸々イチゴを掬い、渡す。


「やっぱりイチゴは旨いんじゃあ〜…！」


幸せそうなグルッペンさんに少し喜びを感じながら、パフェを頬張ろうとする。


「あっ…！」


なんと、たまたま来た店員さんがよろけてテーブルにぶつかり、僕のパフェが倒れてしまったではないか…。
凍りつく席。そして睨み付けるヒメカちゃん…なんで？
そして無惨に服に落ちるイチゴパフェ…。
え、服？


『ピャッ…。』


待ってークレメンスゥー…(深呼吸)
待って、え、これ大丈夫なやつ！？素材は？ヤバいヤバい待って待ってぇ…！


…ん？これって…イベント！？

鬱先生、またはオスマンさんとデートイベに来ると、ごく稀に服にパフェがこぼれて服を買いに行くイベがあった…はず。

ヒメカちゃんが訝しげにしてたのはそういうことか！
おかしいもんね、僕に起こってるとかさ！

…え？


なぜ僕に起こってるの?


…とにかく、これをスルーするためには…っ！


一、軽くワンピースを拭く。
二、平然と残ったパフェを食う。
三、真っ直ぐ帰る。


この方法しかない！

早速実行するために、涙目になっていっている店員さんに話しかけた。

18:僕の運勢最悪か？→←17:パフェを食べてるだけなのに。

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーアルファベット

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おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

ラッキーメンバー

shp「…ん？あ、開いてくれたんっすね。ありがとうございます。…また見てくれると嬉しいです(ﾎﾞｿｯ)」

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