【wrwrd!】転生したら、主役に愛されたんだが？

8:何しに来たん？ ページ11

いや、何しに来たん推し！！


『…どうかなさいましたか？』


なるべく当たり障りのないように。全く、話し掛けて来んなし。


「え、聞いてなかったん！？僕の必死の説得を！？」


『申し訳ありません。もう一度お話頂けますか？』


知ってる、「生徒会来いよ。」って言いたいんですよね。…違いますように……。


やっぱ要約すると「生徒会来いよ。」でした。残念。


「…あと、ついでに僕と放課後遊びに行かない？」


『放課後は友達との先約がありますので。』


鬱さんのナンパを回避して、ついでに生徒会のことも拒否しようとしたその時。


「アーッハッハ！！！いやぁ、完璧に拒否されとるやん大先生！！おもろ。」


また増えたぁ…生徒会はヒロインちゃんのこと構ってくれ！！


『あの、どうかなさいました…？』


僕が口を開いたとき、金髪の彼…コネシマさんが口を開いた。


「取り敢えず、生徒会室行こか！！」


…は？いや、行く気すらも無いって伝えたよな？


「グルッペンが今日、加入お試しの話聞くって言っとったで。」


『…あ。』


待って、忘れてた。僕約束は守るタイプ宣言したから守らなきゃじゃん。


『…分かりました、では参りましょう？』


「うぇ…。なんでシッマの勧誘で揺るぐん？」


鬱さんが首を傾げる。そんなんしたら良い顔がさらに目立つだろ！！


『…グルッペン様との約束…ﾜｽﾚﾃﾀﾝﾃﾞ……申し訳ございません。』


ﾜｽﾚﾃﾀﾝﾃﾞ…はスーパー小声タイムだ。コネシマさんは聞き取れなかったみたいで、首を傾げた。あぁ…顔面偏差値114514なだけあるわ。イケメン。


「はぁ！？グ、グルちゃんの誘い忘れてたん！？」


鬱さんが驚いたような声をあげる。
しょうがないよ。僕、都合の悪いことは忘れたいタイプだし。
…ははっ(乾いた笑い)


『…取り敢えず行きましょう？グルッペン様がお待ちですね。鬱様、コネシマ様、お待たせしてしまい申し訳ございません。』


「俺の必死の説得なんやったん？泣くよ？」


鬱先生…ホントにごめんな。君の扱い酷くて…。


「よし、行こか！！あいつら待ちくたびれてそうやし…あ、昼休み終わるかも。次の授業はサボるとして…」


…サボるの？え、そんな長引く？


「新入生の三人はどうやったっけ？」


「あの三人は生徒会室居るで！！」


ユイとコユキ…めっちゃ探してたのに…(昼休みすぐにめっちゃ探しました。)

サボりって生徒会の特権なんかね。

9:生徒会の特権ってやつ。→←7:私の治癒力最強だな！

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shp「…ん？あ、開いてくれたんっすね。ありがとうございます。…また見てくれると嬉しいです(ﾎﾞｿｯ)」

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