月曜日以上に憂鬱なものはこの世に無い ページ12
ピピピッとアラームが鳴り、私はのっそりとした動きで時計に手を伸ばした。
「はぁ……」
スマホで今日の日付を確認する。
うん、どう見ても月曜日の文字だ。
「学校行きたくないなぁ……」
無意識にもそんな呟きが口から漏れて、ますます憂鬱な気分になる。
本当に……行きたくないなぁ。
言い表せないほどの怠さが、じわじわと全身に染み渡る。
行きたくない……でも、行かなきゃダメだ。
頭では分かっていても、体はベッドの中に居続けたいと叫んでいる。
永遠に眠っていたい。 なんで起きちゃうんだろう。
「Aー！？ 起きなさい、学校でしょ！？」
お母さんの少し怒気の混じった声に、私は嫌々起き上がる。
……仕方ない、いつもの事だ。
なんとか起きた私は、洗面所で身なりを整えてからキッチンへと向かう。
そこでは母さんがせっせと朝ごはんを用意していた。
「おはよ……」
「あら、おはよう。 最近起きるの遅くない？ 夜ちゃんと寝てるの？」
「うん……気をつける」
適当に相槌を打って、椅子に座る。
……学校が嫌で嫌で仕方ないから、夜なかなか眠れないんだよ。
「……いただきます」
手を合わせて、朝食を食べ始める。
けど、これから行かなければならない学校の事を考えてしまって、上手くごはんを飲み込めない。
ほとんど口に押し込むように箸を動かすけど、ごはんが減るスピードはとてもゆっくりだ。
「……ごちそうさま」
「もう食べ終わるの？ 全然ごはん減ってないじゃない」
「うん……」
お母さんは気づかないのだろうか。 私の本当の気持ちに。
……まぁ、気づかれても困る。 学校に行きたくないなんて、お母さん悲しむだろうし。
「いってきます……」
靴をトントンと履いて、家を出る。
道端の水溜りに映った私は、とても疲れた表情を浮かべていた。
＊＊＊＊＊
「じゃあ、二人組作ってー」
先生の言葉に、私は心の中だけでため息を吐いた。
ただ今、英語のコミュニケーションの時間。
泣きたくなるほど、ぼっちにとって嫌で嫌で嫌でたまらない時間。
……ダメダメ！ 弱音ばっかり吐いてちゃ。 頑張んないと！
無理矢理気合いを入れて、私は組める人がいないかと周りを見る。
あっ！ 隣の席の高橋さん、まだ一人でいるじゃん。
勇気を振り絞って、私は高橋さんに声をかけた。
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オトナノジジョウ(プロフ) - ただのアニメ好き☆さん» 毎回素敵と言ってもらえるなんて……！ ありがとうございます！ ほんっとうに嬉しいです！ これからも頑張ります！ (2019年6月29日 12時) (
レス) id: aad4b6e5d2 (このIDを非表示/違反報告)
ただのアニメ好き☆(プロフ) - 更新されるお話が毎回毎回素敵で本当に読んでいて楽しいです！更新お疲れ様でした！無理をなさらずにまた更新頑張ってくださいね！ (2019年6月29日 10時) (レス) id: 4ee9350697 (このIDを非表示/違反報告)
オトナノジジョウ(プロフ) - 木の葉さん» こちらこそ、ありがとうございますー！ 嬉しいお言葉です！ もっとぼっちに優しい世界になるといいですね〜。 (2019年4月15日 7時) (レス) id: aad4b6e5d2 (このIDを非表示/違反報告)
木の葉 - ぼ、ぼっちに優しい…！！！！！ありがとうございますぅぅぅぅ(´Д⊂ヽしかもすっごく面白いです！これからも更新頑張ってください(*^^*) (2019年4月15日 6時) (レス) id: 927779d34a (このIDを非表示/違反報告)
オトナノジジョウ(プロフ) - ただのアニメ好き☆さん» ありがとうございます！ とっても励みになります！ おっしゃる通り、無理し過ぎず頑張っていこうと思います！ (2019年4月14日 12時) (レス) id: aad4b6e5d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オトナノジジョウ | 作成日時：2019年4月10日 23時
