【ｲﾅｲﾚ】隣の引きこもり少女 (ページ8)

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翌日。

一「また駄目だったぁ～どうしよ土門」

カバンを机に投げ出しながら昔からの親友に弱音を吐く。

土「何だ？また可愛い子見つけて口説こうとしてたのか？」

一「それは中の人ネタ…って違う！！」

いや、確かに長谷さんは可愛いけど！

しかし突然何を言い出すかこのもやし男め…((

一「せっかく長谷さんと会えると思ったのにまた振りだしに戻った」

土「まあ頑張れよ…ん？長谷…って」

土門は突然黙り込んだ。

昔有名な彫刻家が作った考え込んでる人みたいだな、とかなりどうでもいいことを考える。

あっ、鬼道が来た。

一「おはよう鬼道☆」

鬼「ああ、一之瀬か。おはよう」

一「ちょ…違和感なくて何も考えてなかったけど…お前制服にまでマント着用かい！」

そう、この天才ゲームメーカー、マントを愛してやまないんです。

一(前に円堂と一緒にマントに『I LOVE春奈』って書いたら怒られたっけ)

もっともこの場合はマントより妹の方が奴にとっては重要なんだろうが。

そうこうしているうちにいつの間にやら時間は過ぎ、先生が教室に入って来るところだった。

ふと窓の外を見ると、全力疾走している円堂がいた。

夏「全く、サッカー以外も疎かにしてはいけないというのに…」

円「いやーははは…今度から気を付けるからさ、な？」

何が「な？」なのか知らないが、卒業するまで絶対遅刻し続けるだろうな。