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久しぶりに見た彼女はやつれて見えた。
「愛花？」
私が軽く声をかけると彼女は肩を跳ねさせ、恐る恐るこちらを振り返った。
「美希･･････？」
何かに怯えるような顔をしたかと思うと、とても安堵したように表情を落ち着かせた。
そんな彼女に私は少し小走りで駆け寄った。
「久しぶり。元気にしてた？」
「･･････う、うん。」
引きつったような笑みに濁したような返事。昔の彼女からは想像出来ない。昔はあんなに明るく元気でクラスの中心人物だったというのに。
「ホントに大丈夫？ あ、良かったらお茶しない？」
「え。う、うん。多分、大丈夫･･････。」
「じゃあ、カフェ入ろ！」
少し躊躇っていたようにも見えたが、無理矢理に手を取って近くのカフェに向かった。
「私はアイスコーヒーで！ 愛花は？」
「あ、私はアイスティーで。」
少し居心地悪そうに窓の外を気にする彼女。頼んだ飲み物を持ってきたくれた店員にまでビクビクしている。
「最近、どう？ 大学はどこに行ってるの？」
「･･････行ってないの。」
「えっ！ どうして？ 愛花、あんなに頭良かったじゃん！」
昔から頭の良かった彼女のことだ、名の知れた有名な大学に入ったと思っていた。
私の反応に彼女は先程より一層周りを気にしながら、ゆっくりと口を開いた。
「結婚したの。」
「結婚？！」
「･･････うん。」
「え！いつ？ 何で、教えてくれなかったの？」
私の言葉に彼女は俯くと白くて細い腕を抱きしめるようにして、肩を震わせた。
「私･･････あの人と別れたいの。」
彼女の口から絞り出すように発せられた言葉に私はひどく驚いた。昔の彼女ならこんな事言うだろうか。愛し合って結婚して、きっとそれだけで満足なんて言いそうだ。
「なんで？ 暴力とか･･････？」
彼女は俯いたまま首を横に振った。
「私は結婚したくなかったの。けど、お母さんが言うから仕方なく･･･！！」
「でも、お母さんが勧めてくれた結婚相手なら悪い人じゃなかったんでしょ？」
「私も最初はそうだと思って、やりたい事我慢して、頑張ろうって思った！けど！」
「お、落ち着いて･･････！ほら、飲み物飲んで。」
彼女は1口アイスティーを飲むと、ゆっくりと口を開いた。彼女の話は私にはとても信じられなかった。
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まるたちばな(プロフ) - レミーナさん» 難しかったですかね笑 そんなハッキリとしたオチというものはなくて、結局主人公は天から逃げられないし、天も主人公が周りと関係を持つならなんとしてでも切ると言った感じです？笑 (2020年1月20日 2時) (
レス) id: de1186ee03 (このIDを非表示/違反報告)
レミーナ - オチが掴めなくなった私はやばいのかも (2020年1月19日 22時) (レス) id: 1f3578b759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるたちばな | 作成日時：2019年7月7日 0時
