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『Aの過去はそんなに簡単な話じゃないんです』



「簡単じゃない?」



『そんなに気安く触れちゃいけない話題です。
それだけは。』



「じゃあ、なんでそれをしんが知ってんの?」



『その過去に俺も関わっているからです。』
あの……、臣くん、お願いです」



「え?」



『お願いですから、Aに過去のことを聞くの、
もうやめてください』



「なんで」



『これ以上、傷ついてるAを見たくないんです』





あれ?



黙っちゃった笑笑



やっぱ、俺、嘘うまいわー



殺し屋だから、当たり前なんだけどね



ま、ほんとっちゃーほんとのことだし



お前が触れていいほど軽くねーんだよ



それに触れるってことは



俺らが殺し屋だって知るってことになるから

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設定タグ:今市隆二 , 登坂広臣 , LDH   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:nagonago | 作成日時:2019年3月20日 8時

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