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「こーちゃんマジ助かったー！」
アサヒが塀を乗り越え寮の中庭に飛び降りる。
よいしょ、と言いながら制服に付いた土埃などを簡単に手で叩いて払い落とす。
「ホントだよー危うく怪我するところだった〜」
抱きかかえられたままでは不便なので、コヨイの肩を叩いて下ろして欲しいと合図をすると、優しく地面に下ろしてくれた。
「いちる、怪我はないかい？」
「うん。コヨイがキャッチしてくれたから！」
「マジ悪かったっていちる」
形だけの謝罪のような気がするが私は「アサヒが来なかったらプリズムストーンの前で倒れたままだったから感謝してるよ」と返事をした。
「ところで、いちる。ライブすっごく良かったよ」
「あぁ！マジ最高なライブだったぜ！」
女子寮の前まで送ってくれる流れになったので歩きながら今日の私のライブの話をする。
「えへへ、ありがとう。なかなか楽しかったよ！」
「だよなー！ライブってマジ楽しいぜ！」
「これからいちるは女子プリ行くの？」
「そうだねー面白かったから、またらぁらちゃんやゆいちゃんに誘われたら行くかもね」
門限が3人とも近いにも関わらず、マイペースに話をしていて良いのだろうかと一瞬脳内によぎったが楽しかったのでその考えをするのはやめにした。
「あ、そうそう。ゆいちゃんってアサヒとコヨイと同じチームのショウゴくんの妹なんだよね？」
「そうだよ」
「それが何かあんのか？」
「この話、私が面白がって黙ってたんだけどね…」
そう言ってらぁらとゆいが私とアサヒを付き合っていると勘違いしている話をした。
「うはは、それマジ？ヤッベー！」
「私とアサヒそんなに似てない？」
「顔ってより雰囲気が2人とも違うからね。双子なんて思わなかったんじゃないかな？」
「そうなのかな？」
「マジそれ面白いから姉弟で恋人ごっこしよーぜ！」
「それ面白そう！」
「そこに俺も混ざって良いかな？」
「こーちゃんどうやって混ざるの？」
「いちるの事を狙う恋敵」
コヨイのその発言にドワッと笑いが出た。
「いいよー面白そうだねー」
「こーちゃんマジ天才だな！」
「じゃあ明日から飽きるまで恋人ごっこしよーね！」
「おー！」
そんな今日寝たら忘れるようなしょうもない約束をしてアサヒとコヨイと別れた。
なんとか門限には間に合い今日は疲れたなーなんて思い寮の自室の鍵を開けて入ると後ろから声を掛けられた。
「汝、今日のライブ素晴らしかったぞ」
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華御 - この小説を見つけられて幸せです！アサヒ推しですけど、さらに好きに！そしてコヨイも！応援してます！頑張ってください！o(・`д・´｡)ヵ゛ﾝﾊ゛ﾚ ！ (2018年4月1日 22時) (
レス) id: 5a78eff5b0 (このIDを非表示/違反報告)
カピバラ - おもしろいです。 (2018年3月3日 16時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
萌笑(プロフ) - この小説めちゃくちゃ大好きです！これからも頑張って下さい！！ (2018年1月10日 18時) (レス) id: b383e375e0 (このIDを非表示/違反報告)
恋は難しい - めちゃくちゃ面白いです､､､、更新頑張ってください！！ (2018年1月5日 3時) (レス) id: 4df27568a3 (このIDを非表示/違反報告)
雛乃(プロフ) - 女の子を投げるなんて、、、wwww (2017年12月16日 6時) (レス) id: c21eb24d33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなぁ | 作成日時：2017年11月30日 22時
