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帰宅して風呂に入ってその後、チューハイを飲みつつ私は野球を見てる。
「はー今日は投手くん調子良いから試合がサクサク進むねー」
独り言を言って机に肘をついてそこに頭を乗せている。
すると、風呂から上がったヴィクトルと勇利が入ってくる。
「Aは早風呂なんだね。一緒に夕飯食べよう」
私の横に座ったヴィクトルを見て勇利は私の前……
というか、ヴィクトルの前に座る。
「ゆっくり入ってても良かったんだけど、野球あるからさっさとお風呂上がったの」
「ホント野球が好きなんだね」
「うん。ホント小さい頃から好き」
いつだったか初めて試合を見に行ったのが父で今試合が行われているホーム球場に行ったのを覚えてる。
その次はおじいちゃん、いとことも行ったっけ、その後は敵チームのファンの友達ともこの球場に足を運んだなぁ。
思い出が詰まった球場、そして野球、嫌いになったりファンを辞めようって思った事はなかったな。
いろいろ思い出してニンマリしている私にヴィクトルは話を変えてくる。
「ああ、そういえばA、これからの事なんだけど」
スケートの事かな？
「はいはい」
「フリーに関して、勇利に全面的にプロデュースさせる事にしたから」
「へー！セルフプロデュースかー良いね」
いつの間にか運ばれてくる夕飯に「いただきます」と一言言ってから箸を持つ。
「じゃあ、私もなるべく勇利の言うイメージを立体化出来るように衣装作ってみるよ」
頑張るね！と彼に言えばお願いしますとたどたどしく言われた。
「そういえば勇利、セルフプロデュースって事は曲も最初から作るんだね。どんな人が作るの？当てはあるってこと？」
勇利に質問したのにヴィクトルから返事が返ってくる。
「そこは大丈夫！勇利が過去に知り合いに作ってもらった曲があるから」
まぁ、聞いて見ないと分からないけどね。と一言付け加えて。
「へーじゃあ大丈夫そうだね」
最悪その曲をボツにされても作り直して貰えば良い話だと思ったがそこまで私は言及しなかった。
今日は気分が良い。私は勇利の衣装を作れる事になった上に、今日は野球で贔屓チームが勝ちそうだ。
気分のいい私は今日も変わらず美味しいご飯に舌鼓をうった。
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作者名：かなぁ | 作成日時：2016年11月25日 14時
