【ヒロアカ】年上が好きらしい【逆ハー】

46話 ページ49

「A、昨日は何してたんだよ」

『昨日……？出久とショッピングモール行って遊んだよ。あ、あと電気くんと鋭児郎くんと範太くんとも途中から会ったんだけど……』

「あぁ……、そういうことか……、、」



なんであの3人がAを知ってるのかやっと理解出来た。





『私からも聞いて良い？』

「あ？何をだよ」

『学校が終わる時間って、いつもあの時間なの？』

「あー…、今日の時間はちょっと早かったんだよ。いつもは4時半くらいに終わる。」



そっかぁ…、と言うA。



「そういやAも早かったよな。お前の高校から雄英まで1時間くらいかかんだろ。」

『うん、でも今日は午前授業で午後が暇だったから、思わず行っちゃっただけだよ！』









そう言ってニコニコ笑っている。






「………てめぇは男をもっと警戒した方が良い。」

『と、突然だね……』





今だって、俺はAの腰に手をまわしてるんだぞ？


なんで抵抗もせずに抱かれてんだよ。




このままだと押し倒しちまいそうでこっちがハラハラしてるわ。






『そういえば……前にUSJっていうところで敵に襲われたんでしょ……？勝己は大丈夫だった？怪我とかしなかった？』

「あ゛？別にどーってことねえよ。」




心配そうな顔をしていたが、振り切ったように、

『まぁ 勝己は強いから大丈夫か。さすがだね、かっこいい。』

と笑顔で言ってくれた。







……今の言葉でなんか、疲れとか色んなものが全部吹っ飛んだ感じするわ。


今ならどんな敵でも1発で仕留められそう。









「……A」

『何回わたしの名前呼ぶのよ。

なぁに、勝己くん。』








俺はAの耳元で、出来るだけ優しく 甘い声を出す。




「そのおまじない、俺も お前にかけてやる。」

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