37話 ページ40
「おはよーA！」
『おはよう』
前の席の子と目が合った。
入学式の日から仲良くなったこの子と朝の挨拶を交わす。
主に仲良くしてるのはこの子かな。
ここの学校はそこそこの偏差値で、それ比例してかそこまで悪い人はいなさそう。
……でも昔から変わらず、私はちょっと浮いちゃってるんだけどね。
そんなことを思いながら自分の席に着いた。
『……どうしたの、そんな嬉しそうにして』
「あっ！分かっちゃう！？やっぱバレちゃう！？」
『いや、そんな顔してずっと見られたら普通はそう思うよ……』
そぉ？ と聞いてくる友達に、そうだよ と笑った。
「じゃあ、ちょっと聞いてくれる？」
そう言って決まって話すのは、友達が好きな先輩のこと。
……つまりは恋愛相談。
なんで私に話すのかは 「Aが1番話しやすいから」 らしい。
……嬉しいけどね。
その先輩は、小中学生のときは同じ学校だったけど高校は全く違うところらしい。
先輩はサッカーが上手で、その推薦で高校に入ったという噂もあるのだという。
写真も見してもらったが、まぁ普通にかっこいい人だった。
「それで！その時先輩が話しかけてくれて、、っ……A！？」
『えっなに！？』
ニヤニヤしながら先輩の話をしていたと思ってたら、突然驚いたような顔をされて名前を呼ばれた。
すると顔を私の方へ寄せてきて、小声で話しかけてきた。
「A……、彼氏いたの？」
『えっ、なんで！？いないけど……。』
「えっ、……じゃあ昨日か一昨日何した？」
『昨日か一昨日……？一昨日は家で勉強してたけど、昨日は友達と遊んだよ！』
友達と遊んだ という言葉で思わず笑顔になってしまった。
だって楽しかったんだもん。
「友達…ってだれ？」
『幼馴染とその幼馴染の友達』
「女？男？」
『男の子だけど……？』
すると深くため息をつく友達。
「Aが嘘つかないのは知ってるから 彼氏はいないんだろうけど、、これからはさ 「男の子」じゃなくて「男」として見なきゃ、…いつか喰われるよ？」
『食われる？』
「うん、喰われる」
『……それは、、怖いね。』
友達は、ん？これ伝わってる？とか言ってたけど、軽くスルーした。
食べられるってことは 昨日出久にやられたあのキスやら何やらは、私を食べるための準備だったのか。
……やっぱ思い出すと恥ずかしいね
「ねぇ、これちゃんと伝わってる！？」
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しーの - ふひゃっ、すっごく久しぶりに見返したらぁめっちゃ面白いです〜♡きゅんきゅんが止まりませんっ♡ (2021年10月5日 13時) (
レス) id: 4c9a775ca1 (このIDを非表示/違反報告)
GUMI(プロフ) - いつも更新待ってます！！とっても面白いです！！(*´▽｀*) (2018年4月30日 0時) (レス) id: 545b7db7f6 (このIDを非表示/違反報告)
カナ - めっちゃおもしろい！ デクくん、かわいい！続編、待ってます！ (2018年4月23日 23時) (レス) id: 28880c114b (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃんナウ(プロフ) - めっちゃ面白い！! これからも更新頑張ってくださぃぃぃ PS.死柄木さんとの絡みがみたい´∀`*)b (2018年4月23日 0時) (レス) id: e9d2eacd49 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - めっちゃ面白いです！楽しみにしてます！ (2018年4月22日 17時) (レス) id: 8114bf9979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なごみ | 作成日時：2018年4月20日 5時
