31話 ページ34
「おじゃましまーす」
『入って入って！何も用意してないけど……』
「いや、全然大丈夫だよ」
そのままAちゃんの部屋へ向かった、
１ヶ月前と変わらない部屋。
整理整頓されていて、主にピンクが使われている可愛らしい部屋。
『適当に座ってて。
確かジュースがあったはずだから、持ってくるね。』
「うん」
そう言って部屋を出ていったAちゃん。
「Aちゃん……、」
僕は静かにAちゃんのベッドに腰を沈めた。
高校生活が始まってから、Aちゃんのことが不安で仕方が無い。
今までは最低限僕の目があったけれど、今は会うことすら難しいんだ。
家は近くても もうそんなに子どもじゃない、一々家に行ったりはしない。
Aちゃんの学校は共学で、もちろん男もいる。
男女の割合は同じらしいから、クラスには男子と女子同じくらいの人数がいるのだろう。
女友達ができたのは知っているが、問題は男だ。
あんな良い子が狙われないわけない。
Aちゃんは優しいから、どんな人にも隔てなく話してくれるだろうし、Aちゃんを好きになるのも時間の問題だ。
ちなみにAちゃんはその高校を首席で入学したらしい。
新入生代表挨拶みたいなのをしたと話をしてくれた。
前に出ることが苦手なAちゃんが頑張って前に出て話したんだ。褒める他ない。
……でもそれでAちゃんの可愛さが生徒たちにバレちゃったのだと思うと 全くもって面白くないけどね。
Aちゃんにはもっと自覚を持って生活してほしい。そうしてくれないと僕が死んでしまう。
どう言えばAちゃんは分かってくれるんだろうか……。
『出久？どうしたの、そんな悩んでるような姿勢になって』
大丈夫？ と笑うAちゃん。
いつの間にこの部屋に入って来たのだろうか。
突然過ぎて反応に困る。
……いや、君のことで悩んでるんだよ。
『あ、いちご牛乳しかなかった。飲む？』
「飲む飲む。ありがとう」
この部屋といちご牛乳って、なんか 可愛いの塊っていうか、可愛いな。
『どーしたの、出久。悩み事？』
そう言って僕の隣に座るAちゃん。
いやだから君のことなんだって。
「うーん、、まぁ そういう感じかな。」
へー、と相槌をうつAちゃん。
『それは、私が相談相手になれる話し？』
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しーの - ふひゃっ、すっごく久しぶりに見返したらぁめっちゃ面白いです〜♡きゅんきゅんが止まりませんっ♡ (2021年10月5日 13時) (
レス) id: 4c9a775ca1 (このIDを非表示/違反報告)
GUMI(プロフ) - いつも更新待ってます！！とっても面白いです！！(*´▽｀*) (2018年4月30日 0時) (レス) id: 545b7db7f6 (このIDを非表示/違反報告)
カナ - めっちゃおもしろい！ デクくん、かわいい！続編、待ってます！ (2018年4月23日 23時) (レス) id: 28880c114b (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃんナウ(プロフ) - めっちゃ面白い！! これからも更新頑張ってくださぃぃぃ PS.死柄木さんとの絡みがみたい´∀`*)b (2018年4月23日 0時) (レス) id: e9d2eacd49 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - めっちゃ面白いです！楽しみにしてます！ (2018年4月22日 17時) (レス) id: 8114bf9979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なごみ | 作成日時：2018年4月20日 5時
