逃げろ ページ50
目が覚めた時、俺は見覚えのある館に来ていた。俺の右隣にはAがいて、後ろには扉があった。ドアノブを回すが、扉は開かなかった。すると放送が聞こえてきた。
rd｢目が覚めたかな？ここは青鬼の館。これから君にはAを守ってもらう。もちろんAはここで殺されても現実では死なないよ？だが君は死ぬ。もし君が最後までAを守ることが出来たら、君にAをあげるよ｣
偽rd｢へーそんなの簡単じゃないか。Aを守るのなんて朝飯前だ｣
rd｢ガハハッ威勢が良くて助かるよ。俺たちは様々な手でAを奪いに来る。どうやって守るのか見ものだね｣
それじゃっと言って放送は切れた。すぐに敵が襲ってくると思ったがそうでも無いらしい。この扉から出ることが出来ればAを助けられるかもしれない。俺はそう思いながら、右に進んだ。
まだ廊下が続くが真っ直ぐ行くとどうやらキッチンだ。意外と設備などはちゃんとしているんだなと思った。
特に気になるものなどがないため、廊下にあった扉を開けた。そこにはたくさんの本があった。奥に行くと机があり、一冊の本が開いてあった。
俺はその本を手に取ると、奥から物音が聞こえた。そちらに視線を向けると、バドが鬼となり、俺たちを追いかけてきた。
偽rd｢A、逃げるぞ！｣
『は、はい！』
俺はAの手を引いて走った。後ろからはバドが追いかけてくる。このままだと追いつかれる。
俺たちは咄嵯に近くにあった部屋に逃げ込み、タンスの中に隠れた。中は思ったよりも狭く、2人で入ると身動きが取れなくなってしまった。
偽rd【うわーAってめっちゃいい匂いする。ずっとここに隠れていようかな】
バタッ 急に扉の方で音がしたため、俺はビクッとした。恐らくバドが入ってきたんだろう。俺はAを抱きしめて、バドが出ていくのを待った。
バドは俺たちがどこにいるのか分からないのか、ウロチョロしている。早くどこかに行ってくれ！と思いながら目を瞑っていると、もう一度扉の音がした。バドはどこかに行ったらしく、俺はホッとしてため息をついた。
『先生、あれが敵なんですか？』
偽rd｢そうみたいだな。早く鍵を見つけてここを出よう｣
『はい！』
Aは笑顔でそう答えた。その顔に思わず胸が高鳴ってしまった。
ここまで読んでくださり、誠にありがとうございます！続編が出来ました！これからもよろしくお願いします。他の作品も見ていただけるとありがたいです。
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雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2022年11月9日 19時) (
レス) @page13 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
Rua(プロフ) - あの…！！めっちゃ好きです結婚してください((((( これからも応援してます！頑張ってください！ (2022年11月1日 17時) (レス) @page6 id: f4fd610cbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：73 | 作成日時：2022年10月31日 19時
