奇跡のりんご ページ16
その日からヴィラン達と接する機会が増えた。まぁヴィランとメリーとマリーの3人なんだけどね。食べ物は食べれない。食べないといけないとはわかっているんだけど、全てが拒否している。口に入れてもあの時のことがフラッシュバックして、吐き出してしまう。それでも無理やり飲み込んで吐く。それを毎日繰り返した。
そんなある日のこと。私の部屋に新たな来客が来た。
zm｢元気にしてるか！A｣
kn｢A！久しぶりやな！｣
em｢こんにちは、Aさん｣
そこにはゾムとコネシマ、エーミールがいた。彼らは私を見てニコニコ笑っていた。なんとも言えない気持ちになった。
『どうしてここに来たの？』
zm｢どうしてってそんなん決まっとるやろ！｣
kn｢俺たちの仲を忘れたんかぁ！｣
em｢友達だからですよ、ってAさん随分痩せましたね｣
彼らは私の姿を見ると驚いていた。確かにまともにご飯食べてないからな。
『まぁ4日は食べてないかな』
それを聞くと彼らは急にだれかに電話をしていた。すると目の前に魔法陣が広がりしんぺい神先生が出てきた。
pe｢Aちゃん。ご飯はいつから食べてない？水は飲んでる？｣
『ご飯は4日ぐらい、食べてなくて、水は妖精たちに言われて少しは飲んでる』
それを聞くとしんぺい神先生は3人を集めて何か話していた。
zm｢A、まずは飯を食えるとこからやな！｣
kn｢せや！俺が美味しいもん食わせたるわ！｣
『え、でも……私口の中に食べ物入れると吐いちゃう』
em｢そこは慣れしかないですね、頑張っていきましょう｣
ht｢で、俺が呼ばれたんだ｣
部屋にはバツ印のマークのマスクをつけた少年がいた。
ht｢えっとまずは自己紹介からかな、俺の名前はひとらんらん。3年生です。よろしくねAさん｣
あぁ、そういえばこの人攻略対象だ。東の国の貴族で刀を使う家。元々田舎にいたんだけど貴族に買われて今時期当主になる人だっけ。
zm｢こういう時ってどういうもん作ったらええんや？｣
ht｢んー水が飲めるんだったら味がある液状のものからじゃないかな。俺の家で作っているりんごジュースから飲んでみるか｣
『いいんですか？』
em｢大丈夫です。私が保証します｣
zm｢俺も飲みたい！｣
kn｢俺も俺も！｣
『じゃあお言葉に甘えて……いただきます』
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雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2022年11月9日 19時) (
レス) @page13 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
Rua(プロフ) - あの…！！めっちゃ好きです結婚してください((((( これからも応援してます！頑張ってください！ (2022年11月1日 17時) (レス) @page6 id: f4fd610cbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：73 | 作成日時：2022年10月31日 19時
