女の裏 ページ15
『あー緊張したぁ』
やっぱグルさんの前になると緊張で死ぬなこりゃ。生徒会とか私にやらせちゃダメだし。ヒロインにやらせなよ。
『早く戻って昼ごはん食べないと』
悪女｢あれ？あなたもしかして昨日の子？｣
そこに現れたのはヒロインだった。噂をするとなんとやらと言うやつか？
悪女｢また会えるなんて嬉しいわぁ！ねぇ実は私あなたに用があったの。今時間ある？｣
と言いながら近づいてきた。
えぇ、時間っていってもご飯食べる時間ないからなぁ。でもそんな瞳うるうるされたら仕方ないよな。
うんそうだね。可愛い女の子には勝てん。
『わかりました。ですが時間も少なくなってますのでここでもよろしいですか？』
なるべく短めに終わってくれると助かるんだが。
私はヒロインの方に顔を向けると、彼女は侮辱の眼差しを向けてこちらを見ていた。
悪女｢なに、あんたが私に指図してんの？踏み台が、まぁ私はヒロインだし？許してあげるわ。でもこれだけは覚えておく事ね。私はヒロイン、あんたはただのモブ。踏み台なの。勝手にグルッペン様や、トントン様その他生徒会に近づかないで｣
えっヒロインはこんな性格じゃ、しかもその言葉遣いはまるで。
悪女｢一生私の踏み台なんだから｣
あの時の彼女にそっくりだ。あの入学式の時からずっとあのヒロインの中身は
そんな感じがした私は震えが止まらなかった。
悪女｢それじゃ、もうあなたとは会わないことを願うわ｣
そう言って去っていく彼女の後ろ姿を私はただ眺めるしか無かった。
pi｢A体が震えているよ、大丈夫？｣
ぴくとの声にハッとした私は急いで教室に戻った。
授業中もずっと考えていた。
今の彼女を見た時、とても怖かった。
そして彼女が言ったセリフ。
考えれば考えるほど怖い。
もし本当に彼女が転生して、この世界に来ていたのなら。いや、もうこうなっているのなら私は関わらなければいいんだ。生徒会とは何一つ関わらずに3年やり過ごすことが出来れば。
rd｢A、おいA！｣
『は、はい！』
rd｢次の問題、ぽまえだぞぉ！まさか聞いてなかったのか？｣
ヤバい全然話を聞いていなかった。えっと水魔法で相手の攻撃を和らげる魔法だから
『すみません！えっとそこに入る詠唱は relieve water です』
rd｢おっあってるな。それじゃ次は｣
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ましゅ(プロフ) - 3のやつを見てから来ました…『お世話になった先生達』での回のセリフってそういう事だったんですね 鳥肌立ちました…本当に凄いです (6月27日 18時) (
レス) id: 2e21c1764b (このIDを非表示/違反報告)
栗 - 最高です！応援させてください！ (2022年10月2日 15時) (レス) @page24 id: 9df188f843 (このIDを非表示/違反報告)
73(プロフ) - わかりました！すぐに直します！ (2022年8月31日 0時) (レス) id: ddec405605 (このIDを非表示/違反報告)
櫻と父 - ヒロインの変換の元が「愛」になっているので、可愛いなどが「可(設定した名前)い」になっちゃってますよー！ (2022年8月25日 20時) (レス) @page7 id: 44d545af96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：73 | 作成日時：2022年8月13日 20時
