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こんな時に ページ28
「ベクっ違うの、アホだなんて言ってな…いこともないんだけど！！悪い意味じゃなくて可愛いって意味で！！」
ベクの顔が見たくても
私の肩口に顔を埋めちゃってるから見えなくて
どんな顔してるかな……
さすがに怒ってるかな……
「ベク？」
私が呼び掛けても返事はなくて
ぐっと腕に力が入るだけ
怒ってるよね…
でもぎゅってされてキュンとしてる私がいて
もし怒ってるなら1枚だけ写真…ってそんな事言ってる場合じゃないや。でも怒ったベク絶対色気爆発してる…ってだからダメだって私自重して。あーもうこれだからベクは…可愛いし、カッコいいし、えろいし、ベクの良さに振り回されるって幸せ。
顔を少しだけベクの方に向けて
ごめんね、って言うと
ベクのふわふわの髪が私の鼻をかすめて
とりあえず匂いを嗅いでみる。
もう、本当に、いい匂い
DO「A何やってんの」
BH「今匂い嗅いだだろ」
バレてたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！
ベクが顔を上げてジトーっと目を細めて
私の顔を覗き込んでくるから
匂いを嗅いだことがバレた恥ずかしさと
至近距離で見られてる恥ずかしさで
頭が沸騰しそうになる
「ごめん…つい。」
あぁ…私今絶対顔真っ赤だよ…
.
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作者名：nagisa
| 作成日時：2017年2月17日 4時
