ギョンスの見解 ページ25
ーーーーーAさんsideーーーーー
「そのまま…るぅオッパとは、終わって…
少ししてからニナに付き合ってた事を話したの」
私の話を時折悲しそうな表情を浮かべながら
静かに聞いてくれたギョンスは
辛かったね。って優しく抱き締めてくれて
そうやって優しくされると
せっかく止まった涙がまた溢れそうになるのに…
DO「Aは今もルハニヒョンが好き？」
私に向き直ると真剣な目でそう聞いてきて
好きじゃない、と首を横に振った
DO「…なら、なんで指輪してるの？
それルハニヒョンにもらったやつでしょ？」
「…私を私として見てくれた唯一の証だから
どうしても、外せないの」
るぅオッパの事は…もう、好きじゃない
でもこのリングを外したら
るぅオッパと過ごした時間が嘘になりそうで
唯一私をAとして見てくれた時間さえ
なくなってしまいそうで
なくしたくなくて、外せない
ギョンスは私の答えに小さく息を吐くと
これはあくまで僕の考えだから。と言って
静かに話し出した
DO「ルハニヒョンはAが思うように
ずっとAをニナの代わりにしてたかもしれない
でも逆に、始まりはそうであれ
ちゃんとAを愛してたかもしれない
僕は、後者だと思うよ」
力強く、はっきりそう言うギョンスに
そんなわけないよ。と心の中で呟いた
「ははっ…そうだと、いいな」
DO「それから、ベクだけど」
ギョンスが考えるように口元に手を当てて
んー…と目をつぶっていて
『ベクはニナが好きだったんだよ』
それは…本当なの…？
DO「ベクはAをニナの代わりにしようなんて事
思いつかないと思うんだけど。ほら、バカだし」
え………ギョンス………ひど。
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作者名：nagisa
| 作成日時：2017年2月17日 4時
