電話 ページ22
今日のカレーうどんを食べたときに着ていたシャツは洗濯をした。
まだうっすらと染みが残っていたけれど、明日もう一度洗えば問題ないだろう。
お風呂も入ったし夕食も食べたし、寝るか。
そう思ったとき机の上のスマホが鳴った。
電話なんて珍しい。誰だろう。
画面を見ると『緑谷出久』の文字。
LIN○も持ってるのになんでわざわざ電話？
「もしもし」
『お。もしもし』
その声を聞いて私は驚いた。
だって、聞き慣れた出久の声とはずいぶん違う。
困惑したけれど電話なので黙ってるわけにもいかないし、とりあえず何か言わなければ。
「え？あれ？出久、声変わりしたの？えっと…こういうときは…なんて言うんだろ…おめでとう…？」
『あ。悪い、緑谷じゃなくて俺だ』
「…轟さんですか？」
『おう。いきなりすまねえな』
悪い、だとかすまねえ、なんて微塵も思ってなさそうなその声の主は轟だった。
でもどうして轟が出久のスマホから私に電話をかけてくるんだろうか。
「轟か。なんで出久のスマホ使ってんの？」
『お前の連絡先、持ってなかった。さっき気がついたんだ』
そうだったっけ。
確かに轟と連絡先を交換したような覚えはない。
私と轟ってそんな浅い付き合いの友達だったんだなぁ、となぜか後悔にも似た思いを抱いた。
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なぎさ(プロフ) - てのーるさん» 初めまして、コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです！本作をお読みくださりありがとうございました！ (2018年10月21日 11時) (
レス) id: 2a6bd4d84b (このIDを非表示/違反報告)
てのーる - 全体がとても良くまとまったストーリー構成で、見ていて気持ちのいい物語でした！ これからもご自愛の上、執筆活動を頑張ってください^^ (2018年10月21日 2時) (レス) id: e945a347a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぎさ | 作成日時：2018年8月17日 0時
