実は ページ14
出久と勝己とは幼馴染だ。
私は小学校の卒業と同時に引っ越したから中学は別々だったけれど、驚いたことに雄英で再会したのだ。
勝己はツンツンしてばかりでちっとも話してくれないけれど、出久とは会うたびに結構喋る。
それがきっかけで、そこに居合わせることの多いお茶子や飯田と仲良くなった。
「なんか久しぶりだね〜Aちゃん！元気やった？」
「元気。お茶子は？」
「もちろん元気！毎日白米がうまい」
お茶子は謎のドヤ顔を決めた。
その横の出久が不思議そうに尋ねてくる。
「あれ？Aちゃん大丈夫なの？」
「え？なにが？」
「だって彼氏さんと別れ…あっ」
出久はそこまで言いかけてから自分の失言に気付いて、慌てて口を押さえたけれどもう遅い。
お茶子のまんまるな目がさらに丸くなる。
私は顔筋をフルに使って笑顔を作った。
「……………………元気だよ？」
「……………………ゴメン」
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なぎさ(プロフ) - てのーるさん» 初めまして、コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです！本作をお読みくださりありがとうございました！ (2018年10月21日 11時) (
レス) id: 2a6bd4d84b (このIDを非表示/違反報告)
てのーる - 全体がとても良くまとまったストーリー構成で、見ていて気持ちのいい物語でした！ これからもご自愛の上、執筆活動を頑張ってください^^ (2018年10月21日 2時) (レス) id: e945a347a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぎさ | 作成日時：2018年8月17日 0時
