誤解を解こう ページ6
私は100歩くらい後ずさりしてそのまま逃げ去りたかったけれど、
これはチャンスだと思いとどまった。
多分、轟は私に求婚されたと勘違いしている。
それは誤解なのだと分かってもらってから逃げなくては。
覚悟を決めて轟に向かい合う。
「轟！話があります！」
「そうか。俺もAに話があるんだが」
え、お前のプロポーズは受けられない的な？謹んでお断り申し上げます的な？
求婚してもないのに断られてしまったら私の心は折れてしまう。
なんとしても今すぐ誤解を解かなくては。
「いやちょっと待ってそれは一旦後にして今はとりあえず私の話を聞いて」
「ダメだ。先に話させてくれ、頼む」
しかしなぜか轟は引き下がらない。
今まで見たことがないくらい真剣な顔。
もしかしてそんなに嫌なのか、私との結婚は…いや求婚してないんだけれども…。
軽くショックを受けた私が口ごもってしまった間に、轟は私の両肩を掴んで口を開く。
うわぁ待って、言い訳もさせてもらえずに断られるなんて最悪だ死にたい消えたい
「昨日はお前から言わせて悪かった。ああいうことは男から言うべきだよな。仕切り直し、させてくれねえか」
「えっなにが始まってんの？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 118人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なぎさ(プロフ) - てのーるさん» 初めまして、コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです！本作をお読みくださりありがとうございました！ (2018年10月21日 11時) (
レス) id: 2a6bd4d84b (このIDを非表示/違反報告)
てのーる - 全体がとても良くまとまったストーリー構成で、見ていて気持ちのいい物語でした！ これからもご自愛の上、執筆活動を頑張ってください^^ (2018年10月21日 2時) (レス) id: e945a347a3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なぎさ | 作成日時：2018年8月17日 0時
