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呆然 ページ12
「A、先帰るねー」
「っは？」
クラスメイトに声をかけられてハッとする。
え、帰るんだ。用事かな、それとも体調不良？
不思議に思ったので訊いてみる。
「早退？どうかしたの？」
「…もう放課後だよ…？」
心配そうにマジマジと見られてしまった。
放課後なんだ…全然気付かなかった。
友達は少し笑いながら言った。
「今日どうしたの？ずーっとボケッとしてる」
「そ…そうかな」
「うん。昼休みの後からは特に」
昼休み。
その単語を聞いただけで脳内にはっきりと蘇る、真剣な顔した轟のプロポーズ。
うわあああああダメだ。やめよう。思い出しちゃダメだ。
きっと何かの間違いだ、そうに決まってる。
私があの轟にプロポーズなんてされるわけない。
今日あんまテンション上がんないんだよね〜などと誤魔化して、私は教室から出て行く友人を見送った。
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なぎさ(プロフ) - てのーるさん» 初めまして、コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです！本作をお読みくださりありがとうございました！ (2018年10月21日 11時) (
レス) id: 2a6bd4d84b (このIDを非表示/違反報告)
てのーる - 全体がとても良くまとまったストーリー構成で、見ていて気持ちのいい物語でした！ これからもご自愛の上、執筆活動を頑張ってください^^ (2018年10月21日 2時) (レス) id: e945a347a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぎさ | 作成日時：2018年8月17日 0時
