【銀魂】今井信女の、お姉さん【逆ハー】

九 ページ11

闇華



普段、信女が怒ることなんて滅多に無いのに…あ、ポンデリングが無くなってる事でガチギレしたことはあったな←



｢…で、なんでついてきてるの。鬱陶しいんだけど。｣

｢はァ？俺達ゃ見回りついでに案内してるだけでィ｣


そして今は真選組の面々と共に歌舞伎町を回っている。信女と沖田くんは相変わらずいがみがってる。



｢ねェねェ神楽さん？｣ﾎﾞｿｯ
｢何アルカ？｣ﾎﾞｿｯ


｢あの二人、いつもあんな感じ？｣ﾎﾞｿｯ

｢ん。｣



犬猿の仲とはこういうことを言うのだろうか。だけど世間的にはああいうのを、喧嘩するほど仲がいいというのだろう。



｢ふふっ、｣


｢…どうしたの、姉さん｣

｢ううん。何でもないわ。仲良さそうだなと思ってね｣


そうしたら、沖田くんは思っきり私の胸ぐらを掴んで睨みをかました。だが、彼の顔はほんのり赤くなってた。



｢て、テメェ！ニヤニヤしてんじゃねェ！！｣

｢…あぁ？( º言º)｣

｢スイマセンでしたァァァァァァァァ！！｣




昔の癖がついつい出てしまい、睨むと、沖田くんが全力で謝ってきた。


｢…言っておく。姉さんは私より強いから。覚悟しておくこと…



行こ。姉さん｣



こうやって手を握って走っちゃう信女は可愛いと思うけどね。



｢ふーん、強いんだネ。楽しみだナ♪｣



その声が、路地裏で聞こえた事は知らなかった。それを知るのはもう少し先。

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