【魔法科高校の劣等生】白百合の傍には雨が降る (ページ37)

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戦闘編Ⅶ ページ37

Noside

あずさ「あのぅ～」

達也｢うわ｣
ひょこっと中城先輩が司波達也のCADを見ていた

あずさ「そのCADは『シルバー･ホーン』じゃあありませんか?
やっぱりそうだ!!」

中条あずさがスーパーハイテンションに司波達也の持つCADを説明していく

あずさ「謎の天才魔法師トーラス･シルバー
『ループ･キャスト･システム』を開発した奇跡のCADエンジニア！

その本名･姿･プロフィール全てが非公開
そんな彼がフルカスタマイズした特化型CADがこのシルバー･ホーン!!

最小の魔法力でスムーズな魔法発動
しかもこれは銃身が長い限定モデル!!
『ループ･キャスト』に最適化されているんですよ

言い忘れてしまいましたが『ループ･キャスト･システム』とは1回の展開で同じ魔法を連続して何度でも連続発動できる起動式のことで…」

真由美「あーちゃん
チョット落ち着きなさい」

中条先輩のマシンガントークに七草生徒会長は疲れた様に言った

摩利「三連続発動の秘密はそれか」

鈴音「でもおかしいですね
ループ･キャストは『全く同じ魔法を連続発動する』ためのシステム
『波の合成』に必要な振動数の異なる複数の波動は作れないはず
もし振動数を変化しておけば可能ですが座標･強度･魔法の持続時間に加えて四つも変数化するなんて
まさか…
その全てを実行していたのですか?」

市原先輩は私に向かって言った

達也｢学校では評価されない項目ですからね｣

?「なるほどな」

そう言って先程まで気絶していた服部副会長が起き上がっていた

服部「『魔法発動速度』『魔法式の規模』
『対象物の情報を書き換える強度』
学校の評価はこの3つで決まる」

服部副会長は深雪が生徒会室で言っていたことを思い出していた

服部「司波さんが言っていたのはこういうことか」

真由美「範蔵くん大丈夫ですか?」

服部「大丈夫です」

服部副会長はシャキッと背筋を伸ばしその後ハッとなりコホンと咳払いをし先輩達を通り過ぎ彼等のところに来た

服部「目が曇っていたのは私の方でした。許してほしい」

深雪「私の方こそ生意気を申しました。お許しください」

その後、同学年の水無月氷華の所へ早歩きでやって来て、最敬礼で

服部｢申し訳ない…腹が立ったとはいえ貴女の妹を侮辱したこと……謝罪する｣

氷華｢次同じ事を私の前で言ったら、貴方であろうと許しません。というか抹殺します｣

真由美｢穏便になって〜！？｣

そして次は4人の協力してもらいたい事が始まる