【魔法科高校の劣等生】白百合の傍には雨が降る (ページ4)

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入学編Ⅰ ページ4

杏都

ここは、国立魔法大学付属第一高校

1年前、姉がこの高校に入学しているのを見て、私も入りたいとそう思った私は頑張ってこの高校に入学した

真新しい制服に身を包み、風をきって歩く

『二科生……か。』

姉は確か、一科生だったはず……科が違うけど多分大丈夫……のはず

？｢お前とクラスまで一緒とはな｣

ひょこっと顔を出したのは友達の天宮澪君。同じく二科生の同級生で、顔馴染みだ

澪｢二科生かァ…ま、一科生の奴等の考えとは合わないとは思ってたけどな｣

『実力だから仕方ないよ。それに……』

ふと後ろを振り向くと見慣れた女性が2人。ニッコリと笑うふたりに私と澪君は走って2人に駆け寄る

『氷華姉！藍葉さん！』

氷華｢入学、おめでとう。杏都｣

藍葉｢災難だったなー、愚弟と同じクラスなんてな｣

澪｢それどういう意味姉ちゃん！｣

桜吹雪が舞う中で、語らう私達に祝福を齎すかのように暖かな日差しが差し込んでいて

春うららかな入学式……になるはずだったのに

？｢納得が行きません！｣

と、叫ぶ一人の少女の声

そして隣で困り顔をする青年の姿

氷華｢あれは…｣

藍葉｢同級生じゃない？二人とも行ってきなよ。私らちょっと入学式の準備行かなきゃいけないし｣

『……れ、澪君……』

澪｢あーはいはい。“あの力”が出ないようにしろよ？俺も気をつけるけどよ｣

氷華姉と藍葉さんと別れ、その声の方へ向かうことになった

新たな出会いと事件があると分からずに