能力編０ ページ11
杏都
澪｢……！生徒会長とは知らず…申し訳ないです｣
澪くんのそんな発言が聞こえ、振り返ると、黒髪の女の人が隣に立っていた
？｢そちらは……水無月杏都さんね？生徒会長の七草真由美です｣
『あ、はい！よろしくお願いします！』
ナンバーズ……十師族の1人だったかな。暦族の上の存在の
真由美｢暦族の1つよね、水無月家って｣
『はい。姉と兄もここに在籍してます』
タイミングよく、見慣れた姿が視界に見え
氷華｢……七草先輩、お久しぶりです｣
藍葉｢澪てめー、先輩になにかしてないよな？｣
してねーよ！と声を上げ否定する澪君に対して、隣にいた達也君は少し疑問を顔に浮かべていた
達也｢彼女等は？｣
『藍色髪の人は私の姉…水無月氷華姉で、隣に居るのは澪君の姉の天宮藍葉さんー！
天宮の2人は、九重八雲先生の教え子だよ』
語尾を少し小さくして彼に伝えると、案の定彼は目を見開いて驚いた顔をする
達也｢何故それを……！｣
藍葉｢あー、君達が弟達のクラスメート？｣
氷華｢……妹を、宜しく頼むわね｣
にこりと微笑むお姉ちゃん
エリカ｢責任重大過ぎない……？｣
美月｢そ、そうだね……あ、あの……氷華さん！｣
去ろうとする姉に声をかけたのは美月ちゃんだ。霊子放射光過敏症が災いしなければいいけど……
氷華｢……何かしら？｣
美月｢氷華さんは……その、本当に杏都さんのお姉さんなんですか？｣
氷華｢……！ええ。私の大切な、たった一人の……妹よ｣
美月｢そ、そうですよね！ごめんなさい変な事聞いて……！｣
……こういう時に、力を発揮したくないんだけど……聞こえてしまった心の声
美月(オーラが姉妹で違う……本当に姉妹なのかなあの二人？)
……少し聞きすぎたかもしれない。なんだか頭が痛いや
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