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ページ8

氷華



あまり巻き込みたくないけれど、やって来たのは私と藍葉の雇い主の六つ子だった。


「援軍呼んでも変わりありませんよ?氷華様」


「そんな事ないわ。多少気が楽になる」


見知った顔も増えて少しだけ嬉しいと思う自分が居る。


「様って何!?長男でも様言われた事ないのにー!」

「そこじゃないだろおそ松」


まァそれはそうだが。私は別になんて呼ばれようとも関係ない。というかどうでもいい。長ったらしくなければ。


「おやおや、氷華様がどのような方がご存知ない?ご友人故に既に知っているのかと……」

「え、なんにも聞いてないんですけど……」


そりゃそうだ。私は彼らに何にも教えていない。私がどのような人間で、どんな人生を歩んできたのかを。

「彼女……水無月氷華様は有名財閥の跡取り娘にございます。

彼女の父親、水無月蓮様のご命令によりこれからは貴方達と話す機会も減ることでしょう。」

(「°∀°)」シェーー!!!ってするのかと思ったら黙り込んでしまう六つ子達。

「跡取り娘にって相当金持ちじゃね?」

「え、あ、まァ遺産などはあるでしょうが……」

「氷華ちゃん彼氏にしてください」←
「遺産目当てですよねおそ松さん!」


そう言えばそうだった……彼には金しか頭になかった……

「酷いですね。金目当てで氷華様と付き合うとは。」

「それは少しあるけど」

あるんだ最低。←

「何ヶ月もヘルパーさんしてくれたから好きだもん。跡取りだかなんだかしんないけど、俺のだもんね。ねー氷華ちゃん?」


なんで、そんなこと言うの?確かに何ヶ月もヘルパーさんとして過ごして来たけど……でも、


「……私は、付き合えません。おそ松さん……ごめんなさい。」




本当にごめんなさい。おそ松さん。


私はあなたの笑顔に救われてきたのに、私はあなたに何もしてあげられないの。私はそういう人間だから。

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夢沢夏美(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます。むふふ、夢1のこと嫌いなのは継母です一応。叔母は夢1の事を嫌っていません。語彙力ないから混乱させて申し訳ない(泣) (2018年6月5日 17時) (レス) id: dbf7975cc0 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - えっ?おばさんてっ夢1のこときらいなのに、なんで「貴方は私の」とかいってるの!?わかんない?(TT)更新楽しみに待ってます! (2018年6月5日 17時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢沢夏美 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年5月17日 15時

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