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藍葉
私はこういう空気は苦手な性格だ。トト子が思い切り扉閉めて重苦しくなったこの空気が。
｢……｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ
あ、この焼き鳥美味い←
｢…………｣
そしてこの沈黙も無理。耐えきれる訳もなくて。
｢……少し外の空気吸ってくる｣
｢あ、私もついて行って良いかしら｣
氷華も同じことを考えていたのかそう言った。頷くとてくてく付いてきた。
そしてそのまま暖簾を潜り店を出た。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
｢無理だわー、あんな空気無理。｣
｢藍葉死にそうな顔してたわよね｣
氷華は聡い。そういう些細な表情の違いを見抜けるようなそんな存在なのだ。
数分くらい歩き。夜風がよく通る公園のベンチに腰掛けて。
｢あー、疲れたわ。｣
｢無理も無いわよ。トト子さんって意外と嫉妬強いんだから｣
恐ろしい形相で付いてくればそりゃあそうなるわな。多分氷華には無縁の話だろうけど。
そんな静寂を、夜風を遮ったのは一人の男の声。
｢探しましたよ、お嬢様｣
｢……！｣
カツカツと靴底鳴らして音は私たちの所へ近づく。現れたのは白い髪を持ち、ビシッと仕立てたと思われるスーツに身を包んだ老人。
｢氷華様……それからそちらのご麗人は？｣
｢気にしなくて構いません。何の用ですか｣
心做しか顔が強ばり、声が震えているように聞こえるのは私だけなのだろうか。
これは彼女の過去に触れて、やがて壊れてしまうくらいの涙を流す残忍な、そして綺麗な物語。
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夢沢夏美(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます。むふふ、夢1のこと嫌いなのは継母です一応。叔母は夢1の事を嫌っていません。語彙力ないから混乱させて申し訳ない(泣) (2018年6月5日 17時) (
レス) id: dbf7975cc0 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - えっ?おばさんてっ夢1のこときらいなのに、なんで「貴方は私の」とかいってるの!?わかんない?(TT)更新楽しみに待ってます！ (2018年6月5日 17時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
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