風月祭 ページ14
2週間前の事……赤塚区から少し離れた地にて風月祭が行われた。
和を彷彿とさせるような大きな門構えをくぐり抜けると日本庭園レベルの菜園や庭園が見られる。
水無月氷華は憂鬱とした気持ちのまま参加する事となった。その理由は以前に現れた彼女の世話人、夢川四季の伝言であった。
｢……泉様が既に氷華様の近辺を調べております。何か関係があればその方達を潰すと｣
泉の言う“潰す”とは文字通り跡形も無く消えてしまうことを指す。組織は壊滅し、人間は身を滅ぼす。そんな脅しを言われたのだ。参加せざるを得ない。
｢大丈夫……参加さえすればあの人が叫ぶことはない……｣
呪文のようにその言葉を唱え続ける氷華は少し異様に見えたのか、弟の雪斗がなだめた。
｢姉さん｣
｢……って、雪斗じゃない。どうかした？｣
先程までとんでもない形相で同じ言葉を繰り返していたようには見せず、微笑んでそう返した氷華に雪斗は呆れた顔をした。
｢母さんならまだドレス選んでるよ。父さんもまだ仕事が終わってないから、今は普通にしててよ。怖いよ？｣
｢そ、そう。顔にでも書いてあった？｣
｢多方、母さんの叫びが聞こえないように振る舞うとかそんなんでしょ。分かるよ。｣
だって僕は弟だからね、と笑う雪斗に励まされた氷華だった。
｢氷華姉ー！｣
そこへ現れた1人の女性。氷華と雪斗は同タイミングで目を見開いた。
｢杏都……！？｣
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夢沢夏美(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます。むふふ、夢1のこと嫌いなのは継母です一応。叔母は夢1の事を嫌っていません。語彙力ないから混乱させて申し訳ない(泣) (2018年6月5日 17時) (
レス) id: dbf7975cc0 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - えっ?おばさんてっ夢1のこときらいなのに、なんで「貴方は私の」とかいってるの!?わかんない?(TT)更新楽しみに待ってます！ (2018年6月5日 17時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
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