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藍葉
なんで……！？なんで勝手に消えちゃうの！？
｢氷華！！待ってよ！！｣
｢……藍葉……ごめんね｣
振り返って涙を溜めてるのなら、その歩みを止めてよ。なんで止めてくれないの……
｢氷華ちゃん！カリレジェの俺置いて行かないでよ！｣
｢氷華ちゃんっ！！｣
｢……氷華……！｣
みんなアンタの名前呼んでくれてるんじゃないか。私にはそれが羨ましいんだよ氷華。
｢氷華……！！｣
届かない……届いてよ……
｢ダメだよお姉ちゃん｣
走り出そうとする私にある声が遮った。振り返れば赤みがかったボブヘアーの少女が。
｢氷華姉様に手を出さないで｣
冷徹で、でも正しい声に私はぐっと唸る。でもこの子誰……？
｢……紅、早く戻りなさい。｣
｢だって氷華姉様が心配だったんだもん！｣
紅と呼ばれた少女がニコリと笑う。その後ろにひょっこり顔を出した瓜二つの少女。
｢……紅姉、氷華姉様は？｣
｢桃まで来ていたのですか……全く。お屋敷に戻ってろとアレほど……｣
四季が呆れていた程なのだ、余程のおてんば娘なのだろう。あれ、おてんば姉妹か？
｢……藍葉｣
｢氷華、どしたの？｣
｢六つ子をお願いしても、いい？
……それと、｣
彼女が小声で私に伝えてくれたもう1つのお願いは、私の耳から離れなくて。
私に何があっても
気にしなくていいからね
そう笑って伝えた氷華の顔には涙が溢れそうになって。何も言えずに彼女は後ろを向いて歩き出してしまった。
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夢沢夏美(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます。むふふ、夢1のこと嫌いなのは継母です一応。叔母は夢1の事を嫌っていません。語彙力ないから混乱させて申し訳ない(泣) (2018年6月5日 17時) (
レス) id: dbf7975cc0 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - えっ?おばさんてっ夢1のこときらいなのに、なんで「貴方は私の」とかいってるの!?わかんない?(TT)更新楽しみに待ってます！ (2018年6月5日 17時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
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