嫉妬 ページ30
チョロ松
騒ぎまくって、どんちゃん騒ぎした翌日に、氷華さんと藍葉さんは仕事があるからと既に家を出ている。……僕達もそう言える大人になりたかった時期もあった←
そして今。僕達六つ子は可愛い幼馴染、弱井トト子ちゃんの呼び出しが。てくてく歩いていって、彼女が居るであろう魚屋さんに着く。
部屋に通された途端にトト子ちゃんの顔はなぜかとんでもなく怒っていた。
「いい?六つ子のアンタ達。私は昨日目撃したんだけど、あの女2人組、誰?」
二人組、というのは恐らく氷華さんと藍葉さんの事だろう。母さんから聞いた話では二人はお手伝いさんとして来ているらしい。
「あ、あぁ……あの二人はね、お手伝いさんなんだって。」
「お手伝いさん?なんでそんなの必要なのよ。アンタ達には要らないじゃない」
「そ、そうじゃなくてね、母さんが頼んだんだって。自分達が養え続けられるか分からないから、手伝いをお願いしたいって」
事実を告げてもなお、トト子ちゃんの怒りは収まらずに、
「あっそ。本当のことかもしんないけど、私は信じないから。アンタ達は私という存在がいることを知らしめてやるからね。」
この言葉を本当の意味を知らずに僕達はただ正座して説教聞いて帰された。
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