【おそ松さん】松野家のヘルパーさん【愛され？】 (ページ17)

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氷華

恐らく、女体化出来る薬の効果がどんどん短くなっているとわかったのはイヤ代の出っ歯が見えたその時だった。

(……美味しかったけど、そろそろ頃合かな)

イヤ代の変化は止まらず、髭やったり急に踊ったりもうめちゃくちゃだ。

それを察したチビ美がｽﾄﾝｯと席を立ったのだが、その際髪の毛がごっそり抜け落ちていた。

｢チビ美ィィィ！！｣

｢！｣

トド松がえっ、と驚きている隙に目潰しをチビ美は無常にも行った。

そしてイヤ代はナイフとフォークを巧みに投げてシャンデリアを落とした。

｢きゃあ！｣

わかっていたパターンだけどやはり怖い。悲鳴を上げて足がすくんでしまった。

｢！

氷華！｣ｶﾞｯ

大丈夫だからね、と背中さすってくれた藍葉。とその時、

｢動くんじゃねェぞお前ら！！｣

見知らぬ男の声。そして明かりが点いた時に最初に見たのは、

こめかみにピストル向けられてる藍葉と、あたふたしている六つ子達。こっそり帰ろうとするイヤミとチビ太の姿。