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第2話 早乙女いのり ページ3

「ふぅ」



ボスンッ、と布団に沈んで疲れを癒す。



「…今回はなんとも、しんどかったのです…」



今回の依頼は【家族諸共皆.殺.しにしてほしい】というある裕福な家庭からだった。



「…」



…父様や母様、大姉様、小姉様はどんな思いで旅立ったのでしょうか?


…どうせならその時私も殺.して欲しかった。別に師匠を恨んでいるわけでもないが、そう思ってしまう。



「やめましょう…」



腹も減り、ぼぉーっと冷蔵庫を漁っていると突然インターホンの音が鳴り響く。何度も。


ピンポンダッシュよりもタチが悪いのです、全く。



「いのりー!久しぶり!元気してた?」


「夏海、一週間は久しぶりに入らないわ」


「よっ」


「どうしたんですか?」



扉を開けるとそこには夏海さん、師匠、もとい鏡華さん、そしてココがいた。


何故このメンバーなのかとか色々込みでの「どうしたんですか」だったのですが、
"ケーキ買ったから食べましょ!キッチン借りるわよー"
と夏海さんは部屋に入っていき、あと二人に関してはもう席についている状況である。



「どうしたの…そんな辛気臭い顔して」



諦めて席に着くとココがいつもの無表情を少し崩して聞いてくる。



「まあ、色々あったのですよ…」

「……いのりはいのりなんだから、きにすることないわ…いざって時は、私がいるし」



私がそう答えると何かを察したように師匠は頬杖をついて呟いた。



「そうそう!」



ケーキを切り終わったのか、夏海さんがルンルンでやって来る。



「私達は何があっても貴女の味方よ!さぁ、食べましょ!」



すると
"上のチョコちょーだい"
やら
"じゃあ私のあげるわね!"
とか声が聞こえる。


「ふふっ…ありがとう」


私は聞こえないようそう呟くと自分の目の前にあるケーキにフォークを刺した。


今日食べたケーキの味は、一生忘れません。



ーーーーーー
何これエンディングで申し訳ないっ

第3話 神崎 夏海→←第1話 望月鏡華



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悪歌 - 更新させていただきました。 (2019年1月29日 22時) (レス) id: 4f8094e67d (このIDを非表示/違反報告)
ユキノシタ(プロフ) - 神崎アリスさん» 了解です (2019年1月29日 21時) (レス) id: 975ff33ffa (このIDを非表示/違反報告)
悪歌 - 更新させていただきます (2019年1月29日 20時) (レス) id: 4f8094e67d (このIDを非表示/違反報告)
神崎アリス(プロフ) - ユキノシタさん» あ!はい!いいですよー!ただ…夏海のプロフの所でやりませんか?ここでは皆さんにも迷惑がかかるので… (2018年11月17日 20時) (レス) id: 532eff0a36 (このIDを非表示/違反報告)
ユキノシタ(プロフ) - 神崎アリスさん» あの、すみません。質問なんですがいいですか? (2018年11月17日 16時) (レス) id: e6e4f6b7c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢沢夏美 x他5人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年2月13日 21時

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