30.告白 ページ33
浦田side
昼休み。女子に呼び出された為、体育館裏に歩いていく。
用件はわかる。
"告白"。
俺は世間で言う"イケメン"と言う奴らしい。
確かに自分の事を不細工だとは思わないが。
今回呼び出した女子は一年生。話したこともない人。
顔目当て。そうとしか考えられなかった。
体育館裏に到着。はやく終わらせて帰ろう。
女A「あっ、うらたせんぱい……////来てくれてありがとうございます……」
オドオド系の引っ込み思案女子。俺の振り方で泣かないといいけど。
浦田「別にいいよ。今日はどうしたの?」
優しい先輩を演じる。
愛想笑いをするだけでこの女子は照れた。所詮、顔か。
女子A「私っ!!先輩の事が好きです!」
浦田「正直な事言っていい?
顔目当てでそう言うのやめろ。迷惑。」
自分でも声が低くなるのがわかる。
女子A「か、顔目当てじゃ……」
浦田「じゃあ、俺の何処を好きになったわけ?」
女子A「それはッ……」
女子Aは黙る。やっぱりか。
浦田「俺、顔目当てで決める奴大ッ嫌いなんだよね。
話したこともないのに告白してくるお前も例外じゃない。」
そう言うと女子Aは泣きながら、走って体育館裏から去った。
影ではこの断り方で『冷酷』とか『最低』とか言われてるけど、
オブラートに包んで断って、叶わない哀れな期待を持たせるのは可哀想だと俺は思う。
はやく新しい恋に向き合ってくれた方が告白してくれた人は、幸せだろうし。
俺も戻るか……校舎に戻ろうとしたとき。
「ニャーン」
木の上辺りから、猫の声。
?「今、鳴いたらダメ!」
そして、聞いたことのある女子の声。
歌い手として一番尊敬している人。
昨日衝撃的な出会いを果たした人。
貴方「うらt……渉先輩……。」
A。が木の上で猫を抱えながら俺の方を見ていた。
302人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
吹雪姫 - 頑張れください!! (2019年7月25日 21時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
綾菜 - ほわぁ面白かったです!友達かぁ・・・僕親友に裏切られ姉亡くしでして姉は産まれてすぐにアーでしたけど。なんか思い出しちゃいましたwあ、僕は僕っ娘であって男ではないですヨ?長文失礼しました! (2019年3月1日 17時) (レス) id: 5740c71342 (このIDを非表示/違反報告)
*美桜*(プロフ) - 稲荷さん» ありがとうございます!続き楽しみにしててください!更新頑張ります(*`・ω・)ゞ (2017年8月28日 18時) (レス) id: e6e59ed24e (このIDを非表示/違反報告)
稲荷 - 続きが凄く気になります!これからも更新頑張ってください!! (2017年8月28日 17時) (レス) id: e5a171a003 (このIDを非表示/違反報告)
*美桜*(プロフ) - 凪咲さん» ありがとうございます!そう言って頂けて、嬉しいです!更新頑張ります(*´∀`*) (2017年8月24日 18時) (レス) id: e6e59ed24e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:*美桜* | 作者ホームページ:ないお(^ω^≡^ω^)
作成日時:2017年7月21日 15時