見極めろ ページ8
『じゃあ、体育館の鍵開けとくね』
『Aさんとお待ちしております』
ピーンポーンパーンポーーン
黒尾 「よし…助けに行くか」
ん?何か今のセリフ勇者っぽくてかっこよかったな
いやいやいや、だめだわ早く行かないと
ふと後ろを振り返ると、研磨が起きていた
黒尾 「研磨、話さなきゃイケない事があるんだ」
研磨 「クロ?」
俺は研磨に今までの事を全て話した
研磨は少し動揺していたがこの内覚悟を決めて俺も行くと言い出した
黒尾 「梟谷、睡眠薬ばら撒いたんだぞ?もしかしたら命に関わる事があるかもしれない、それでも行くか?」
研磨 「クロ一人で行くより二人の方が楽しいと思うヨ」
今目の前にいるのは研磨だよな?
知らない人と話してる気分だ
研磨 「夜久くん達起きたら心配すると思うからLINEで体育館の鍵空いたから先帰るねって言っておくネ」
黒尾 「あぁ、頼む」
よし、行くか
扉を開いた先にはーーー
もう一人の研磨が居た
黒尾 「へ?」
隣にも研磨、前にも研磨
へ?あ?は?ん?どーゆこと?
研磨 「なんで俺がいるの」
苛ついたように目の前の研磨は言う
黒尾 「んーもう、紛らわしいから目の前を研磨A
隣を研磨Bにしよう!」
研磨B 「なんで本物をBにするの、普通Aデショ」
研磨A 「いや、本物俺なんだけど」
『あーあー黒尾〜?』
また、木兔だ…これが対決?
『ん〜対決と言うより今回はミッションだな!片方はあかーしが拾ってきたロボット研磨くん!もう片方はリアル研磨くん!んじゃ、見極めて片方を殺してな!!!』
黒尾 「え?殺す?あ、おい!木兔!」
研磨B 「クロ誰と話してんの、答え簡単デショ俺ずっと体育館に居たカラ」
研磨A 「そんな答えが見つかるまで家に帰れないとかありえない…疲れたからクロ答え出して…」
いやいや、殺すとか本物殺したらどーすんだよ……
あの野郎!無茶させやがって……
まぁ、答え簡単なんだけど
黒尾 「答え」
「どっちも違うだろ?」
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作者名:やなねる | 作成日時:2022年8月11日 21時