放送室 ページ11
赤葦side
赤葦 「木兔さん、音駒に用事って何ですか」
木兔 「あかーし俺は重大な犯罪を犯してしまった…」
そんな大事な事じゃないでしょう
でも、聞いてあげないとまた拗ねてしまう
赤葦 「何ですか、木兔さん」
木兎 「よく聞いてくれた！
実は、黒尾の靴下間違えて持ってるんだよね」
なるほど、それで今日筆箱に魚のマークの黒い靴下を入れてたんですね
木兎さんの事ですから絶対洗ってませんね
くさそ……いえ、不衛生なので後で洗いましょう
赤葦 「それで今から音駒に行こうと？」
木兎 「いやいや！行かなきゃ駄目だろ!」
この会話をしたのは学校帰り
今日は体育館の点検があるので部活は無い
今日は溜まった課題や明日の予習、テスト対策などやる事リストを作り出すほど楽しみにしていた日なのに…
でも、この靴下返さなければ木兎さんは一つのことにしか集中出来ないので明日の部活に支障が出るでしょう
でも、関係者以外立ち入り禁止なのでは？
学校の方に電話すれば行けますかね
木兎さんは絶対言葉が詰まりそうですから電話は僕がしましょう
(この回答に至るまで0.5秒)
木兎 「だから、赤葦に付いてきてほしい」
………(真顔)
木兎 「あかーしぃお願い…」
木兎さんは真顔でじっと見つめるとしゅんと悲しむ傾向があります。
たまにテンションが上がりすぎたりするとこの技を使いますが、この技を使ってもお願い続けるという事は本気なのでしょう
赤葦 「はぁ…分かりました、
では教室の中で待っていてください」
木兎 「流石！あかーし！頼りになる〜」
続く
お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←本物の研磨は
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：やなねる | 作成日時：2022年8月11日 21時
